JOURNAL
親知らずとの戦い③
こんにちは 受付の松本です。
本日は私が親知らずを抜いた話のつづきをお話しようと思います。
今回は術中の話となります。
親知らずをこれから抜こうと考えてる方の参考に少しでもなればと思います。
~前回までのあらすじ~
町のクリニックで親知らずを指摘された高校生の私は、別のクリニックに歯のCTをとるためだけに向かいました。
CTの結果は良くなく、難しい手術になると予想されます。
そして大学病院で親知らずを抜くための予約をしますが、予約をとれたのが半年も先でした。
その半年の間に親知らずが成長し、口腔トラブルに見舞われますがなんとか町の歯医者さんがなんとかしてくれました。
こうしてようやく大学病院で歯を抜く日がやってきました。
私は高校生になるまで、歯学部付属の大学病院に行ったことがありませんでした。
一般的な内科や外科、整形外科のある大学病院は近所にあったのですが、口腔外科のある大学病院は隣の市にしかなく、車で1時間程度かけて病院に向かいました。
そこの大学病院は、病院全体が歯に関する診療科しかなくてびっくりしました。
口腔外科を筆頭に、補綴科、保存科、歯周科、矯正科、顎関節科などの歯医者のみで構成されていました。
カルチャーショックを受けたことを覚えています。
私の親知らずは複雑な形(詳しいことは忘れてしまいましたが、歯の骨が2本ではない?と言われた気がします)と生え方をしているらしく、大学病院でも抜くのに時間がかかり、場合によっては輸血が必要と言われていました。
高校生の私は、歯を抜くだけでも怖いのに輸血もするなんて、、、とびびりまくってました。
輸血というと、TVドラマ救命病棟24時でしか見たことがなく、イメージは体がぐちゃぐちゃで大量出欠してる人に行うものだったので、親知らずで輸血が必要だなんてここでもカルチャーショックを受けます。
実際に親知らずを抜く時は、診察台の回りに6名近くのスタッフさんがいてくれて、大がかりなことをしていたのだと思います。
執刀してくださる先生と助手の先生、看護師さん、歯科衛生士さんがいてくれました。
執刀の先生が
「歯肉を切るのと、骨を砕くから怖いと思うし、途中痛かったら遠慮なく手をあげてね」
と言ってくれたので
優しい先生でよかった~と思っておりましたが、実際に手を上げたら
「我慢してね~」
と手を戻されたので、社交辞令だったのかと泣きたくなりました。
うそつき!うそつき!!と心の中で悪態をついていました。
ですが、追加の麻酔は打ってくれたような記憶があります。
それでも痛くてギュッと爪が食い込むほど手を握っていたら、スタッフの方が私の手を優しく握ってくれて励ましてくれました。
目元は隠されており、何が起きていたのか詳細はわからないですが、術中はとにかく痛いのと、音が凄かったです。
歯肉を切開して、親知らずが出てきたら、親知らずの頭を割り、歯の骨が出てきたら、骨を砕くor割るという作業を4回ほどしたらしいです。
そのたびに脳に
カーーーーン
キィィィーーーン
ギュィィィィーーーン
ガガガガガガ
と音が響きました。
しかもとても痛いのです。
近くにいてくれた母親いわく、音もすごかったけど、めっちゃ血がでていたよ。
と話していたので、きっと大変な処置だったのだと思います。
こうして、私の親知らずは何回も分断された結果抜き終わることができました。
つづく
次で完結します。
今回は痛いことや辛いことばかり書いてしまいましたが、もう15年も前の話なので記憶が誇張されている可能性があります。
THE DENTALで親知らずを抜く際は、術前の説明を丁寧に行わせていただきますのでご安心ください。
術中は骨を割ったり、抜いたりと、痛みを伴う場合がありますが、その時々にお声をかけていきますので、痛みがある際は遠慮なくお伝えくださいね。
私の時のように社交辞令ではなく、当院では患者さまのご意見をちゃんと反映いたしますのでご安心ください!