JOURNAL
顎のサイズと親知らず
職場で自分が1番年下だったはずなのに、気付けば今の職場では1番年上に・・・。
歯科衛生士の小川です。
自分はまだまだ現役!と思いつつも、10歳離れた人と仕事をご一緒するとジェネレーションギャップを感じずにはいられません。
時代で骨格が変わる
同じ日本人でも顎や体の骨格は時代と共に変化しています。
それは歴史の中では、短い昭和〜令和の間でも少しずつ変化しています。
歯科で働いていても街中にいても感じることは、顔が小さいと共に顎が小さくなっているなということです。
もちろんいつの時代も個人差があるので、この時代は必ずそうだというわけではありません。
顎と親知らずの関係
歯科において顔や顎のサイズがなにに関係があるのか。
それは歯並びや親知らずです。
成人において親知らずを含めると、上下左右で計32 本の歯があります。
この親知らずですが「親知らずを抜く」という話は周りでちらほら聞くと思います。
親知らずを抜かなければいけないと思っている人もいるようです。
親知らずを抜くことには
”生えていることによって虫歯や歯周病のリスクが上がる”
”横向きになっていて痛みが出ている”
など、大きいデメリットがある上で抜く必要が出てきます。
親知らずがしっかりと綺麗に生えて並んでいる場合は、わざわざ抜く必要はありません。
しかし顎が小さくなってきている近年では、綺麗に親知らずが生え揃っている人の方が珍しいのです。
顎は小さいのに歯の大きさは変わりませんから、親知らずの生えるスペースはありません。
レントゲンを見ると、親知らずが全くないという人もいます。
ですが多くの人はスペースのないところに親知らずが無理やり存在しています。
無理やり親知らずが生えようとすることによって痛みが出たり、他の歯を押していって歯並びが悪くなることがあります。
親知らず抜歯の勧め
このような理由から、近年では歯科で親知らずの抜歯を多く行なっています。
需要が高まったために難しい横向きの抜歯も、大学病院だけでなく開業医でも高い技術を持って行うことができます。
・虫歯や歯周病のリスクになる
・歯並び、噛み合わせが悪くなる
・腫れたり、痛みが出ることがある
などの理由から親知らずの抜歯を勧めることが多くあります。
口腔外科の強み
当院では口腔外科で経験を積んでいる医師が、その豊富な知識と共に治療を行なっています。
精密検査もしっかり行うため、横向きになっていたり、埋まっている難しい親知らずの抜歯も安全に綺麗に治療が可能です。
心当たりがある方、自分の歯の状態がよく分からない方など、いつでもご来院お待ちしています。
歯科衛生士 小川