2022.02.18 医院コラム

唾液をいっぱい出しまSHOW

池尻 歯医者

こんにちは 受付の松本です。

今年は雪が多く、寒い日が続きますね。
寒いぶん窓枠に結露が発生したりしていませんか?
結露がでているぶん、室内はとても乾燥しています。
寝て起きたら口がカラカラに乾いているということはないでしょうか?

お口の中が乾燥すると、様々な病気にかかりやすくなりますし、口腔環境も悪くなってしまいます。
先日ブログでもお話したように、お口の中の健康には「唾液」が必要不可欠です。
唾液には消化を助ける、お口の中を洗浄し、細菌の増殖やむし歯・歯周病、口臭まで防いでくれる、などの役割があります。
そんな何役もこなしてくれる唾液ですが、ストレスや年齢と共に、分泌量ら減ってしまいます。
本日はどうしたら唾液がたくさん出るようになるかについて記載していきます。

唾液を多く出す方法

①よく噛む
まず実践していただきたいことは「よく噛む」ということです。
噛む回数を増やし、噛み応えのある食品を食べると効果的です。

②水分補給
体内の水分が不足してしまうと、唾液の分泌量が少なくなってしまいます。
なので、こまめに水分補給を行いましょう。
飲むタイミングは、食事と食事の間や歯磨き後、起床直後、就寝前に行い、1回に飲む量はコップ1杯を目安にしてください。
コーヒーや緑茶には利尿作用があるため、飲みすぎるとお口の中が乾燥してしまいます。
また、ジュースや牛乳は口内を酸性にしてしまうので、口臭の原因となります。
ですので純粋に「水」が水分補給に適しています。

③ガムを噛む
口腔内に食物が入ることで唾液腺が刺激され、唾液は出てきます。
特に酸っぱいものや、だし昆布は唾液の分泌を促します。
ガムがおすすめの理由は、キシリトールやフッ素入りのガムが安価に普及しているからです。
中でもシュガーレスの甘みがないガムがおすすめです。
ガムは味が消えても咬み続けることができ、唾液腺を刺激し続けてくれます。

④お薬による補助的方法
お口の中にお薬を使用することにより、保湿して唾液を分泌しやすくします。
使用するお薬は、マウスウォッシュ(デンタルリンス)、塗り薬、貼り薬、ミスト状のスプレータイプなど様々なものがあります。


⑤唾液腺マッサージ

唾液腺は耳下腺・顎下腺・舌下腺と3つあります。
3箇所を適切なマッサージを行うことで唾液の分泌を促します。
・耳下腺への刺激
耳の横を手指で後ろから前に向かってゆっくり回します。

・舌下腺への刺激
両手の親指をそろえ、顎の真下からグッと押します。

・顎下腺への刺激
下顎の骨の内側の軟らかい部分に親指を当て、骨に沿って5カ所くらいを順番に1~2秒押します。

⑥お口の体操
上の歯が見えるように口角を上げ、端から舌を出します。
口角を上げたまま、舌をゆっくりと左右に動かします。
この3往復を2回行います。

唾液をたくさん出すことで口腔環境を整え、口腔内を潤わせましょう!

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