JOURNAL
虫歯治療一回で終わらせませんか?
皆様こんにちは、歯科衛生士の寺尾です。
『歯科医院で小さい虫歯の治療をしたが、同じ所がまた虫歯になってしまった。』
『プラスチックの詰め物で虫歯の治療をしたが、見た目が黄色くて目立ってしまう・・・。』
『小さい虫歯なので1回で審美的にも綺麗に終わらせたい・・・。』
このような経験はございませんか?
当院ではその様なことが起こらないよう、虫歯治療の際の詰め物も2種類からお選びいただけます。
1種類目:保険適用のプラスティックの詰め物(コンポジットレジン)
◯メリット
・安価(保険適用)です。
・比較的元の歯の色に近づけられる。
◯デメリット
・素材がプラスティックのためそこまでの耐久性はありません。そのため、強度が必要な奥歯などには適用出来ません。
・適度な柔らかさがあるので歯を動かしたり噛み合わせたりすることで少しずつ削れていくことがあります。(歯ぎしりをする方にはお勧めできません)
・ご自身の歯とコンポジットレジンの境目に溝が出来やすく、虫歯の再発率がかなり高い。
◯耐用年数
2~3年が目安です。
2種類目:エステライトアステリア(ダイレクトボンディング)
◯メリット
・素材がハイブリッドレジンと呼ばれるセラミックと、プラスチックの中間的な材料で耐久性に富んでいます。
・高い色調適合性があるので、ご自身の歯と同じ色味を再現できます。
(お好みでレイアリングなどもご希望があれば行います。)
・研磨することにより、光沢感や透明感を出し、清潔で若々しい歯の印象を演出できます。
◯デメリット
自費診療(保険適用外)です。
◯耐久年数
10年以上の強度な耐久性があります。
◯費用
33000円(税込)です。
詰め物による虫歯治療の流れ
①虫歯部分を削る
②ある程度まで削ったら「う蝕検知液」を用いてむし歯の部分を染める
③染まった部分を削る
④歯と素材のなじみをよくするために、エッチング呼ばれる液体を塗って乾かし、お水で水洗を行う
⑤歯と素材を接着するためボンディングと呼ばれる接着剤の液体を塗る⑥光を当てて照射する
⑦詰め物を充填する
⑧光をあてて硬化させる(⑥と⑦を交互に繰り返す)
⑨過剰な部分を削って歯の表面を研磨する
エステライトアステリア(ダイレクトボンディング)Q &A
Qダイレクトボンディングを長く持たせる方法はあるのか?
A毎日の歯磨きの仕方によって寿命は変わります。正しい歯磨きをして歯垢を除去できれば、虫歯予防になり、寿命を伸ばすことができます。歯磨きのみでは、口腔内全体を清潔に保つことは難しいため、フロスやワンタフトブラシなど他のグッツを活用し、適切なケアを心がけてください。自分の歯磨きの仕方に不安を感じる方は、歯科の定期検診の際に、歯科衛生士にケア方法をお尋ねいただければ直接レクチャーいたします。
Q歯周病(歯槽膿漏)でもエステライトアステリア(ダイレクトボンディング)は出来る?
A歯周病の治療後に後希望により可能です。
歯周病などで前歯が倒れてきたり、すきまができたりしているケースは、まず先に歯周病の治療をしてからエステライトアステリアが可能になる場合があります。
歯の揺れやグラつきの症状を改善した後、部分矯正治療と併用することで歯の位置を理想的な位置に戻し、エステライトアステリアを行うケースもあります。