2022.03.29 医院コラム

歯周病について

皆さんこんにちは、受付の雛田です。本日は歯周病についてお話ししていきたいとおもいます。歯周病とは、何かご存知ですか?歯医者さんやCMなど日常で一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?30歳以上の成人の約80%がかかっていると言われています。

歯周病とは?

歯周病とは、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患で、歯の周りの歯ぐき(歯肉)や歯を支える骨などが溶けてしまう病気です。歯と歯肉の境目(歯肉溝)の清掃が行き届かないでいると、そこに多くの細菌が停滞し歯肉の近縁が炎症を起こして赤くなったり、腫れたりしますが痛みはほとんどの場合ありません。さらに進行すると膿が出たり、歯が動揺して最後には歯を抜かなければならなくなってしまうとても恐ろしい病気です。

ですが、なかなか自分では気付きにくく、痛みがないため進行が進んでしまった状態で見つかるが多いです。では、ここで歯周病のセルフチェックをしていきましょう。口臭を指摘された、歯肉が赤く腫れてきた、歯と歯の間にものが詰まりやすいなど当てはまるものはございましたか?

歯周病の原因

お口の中にはおよそ400〜700種類の細菌が住んでいると言われています。これらは普段あまり悪いことをしませんが、ブラッシングが充分でなかったり、砂糖を過剰に摂取すると細菌がネバネバした物質を作り出し歯の表面にくっ付きます。これを歯垢(プラーク)と言い、粘着性が強くうがいをした程度では落ちません。この歯石の中の細菌によって歯肉に炎症をひき起こし、やがては歯を支えている骨を溶かしてしまい、歯を失う原因となります。

大切なのは、セルフケアとプロフェッショナルケア

歯周病に大切なのは、予防、治療、メンテナンスです。近年、歯周治療は急速な進歩を遂げています。以前は、「不治の病」とさえ言われていた歯周病も現在では進行を阻止することが可能になり、健康を取り戻すことができるのです。まず、歯周病の原因は歯垢なのでそれをためない、増やさないようにしていくのが大事になってきます。そのために必要なことをまとめます。

1、正しい歯ブラシの方法で実行すること。はの表面を歯垢のない清潔な状態にしておくことが何より大切です。2、歯肉の中まで入っている歯石を完全に取り除き、さらに根の表面滑らかにして炎症を引き起こす細菌を徹底的に除去すること。3、傷んだ歯肉、骨を治療して健康に近い歯肉にすること。4、歯科衛生士による専門的なクリーニングなどのメンテナンスを定期的に受けること。

これらが大切になってきます。長らく歯医者さんに通っていない方、歯周病が気になっている方、他にも歯のことでお困りの方はぜひ当院でお待ちしております。健康なお口の中の状態を保っていきましょう。

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