2022.04.04 医院コラム

インプラントってなに?Part1

インプラントとは

歯を失った場合に行なう治療の一つであるインプラント。
近年、入れ歯やブリッジに次ぐ第3の治療法として、よく耳にするようになりました。入れ歯やブリッジで不自由している方は、インプラントを検討してみるのも良いかもしれません。
今回は、インプラント治療の気になる費用やメリット・デメリット、インプラントの種類、よくある質問などをわかりやすく解説していきます。
インプラント治療を検討している方はぜひ参考にしてくださいね。

歯科医院で扱かうインプラントとは

歯科領域では、あごの骨に埋め込む人工歯根をインプラント、正しくは「歯科インプラント」と呼びます。インプラントは歯科で扱う機会が他の科と比べて多いことから、一般的に「インプラント=歯科インプラント」と認識されています。

インプラント治療を受けられる方

インプラント治療は、事故や歯槽膿漏、虫歯などで歯を失った方や、先天的に歯がない方が受けられます。1本からすべての歯まで対応可能です。
ただし、誰でもインプラント治療が受けられるか……というとそうではありません。
インプラント治療は手術が必要なため、全身状態が悪い方や、インプラントを埋め入れる予定部位のあごの骨が丈夫でない方は治療を受けられないケースもあります。
また、高血圧症や心臓疾患などの循環器系疾患、喘息などの呼吸器系疾患、糖尿病や骨粗しょう症などの既往歴がある方も注意が必要です。その他、歯周病などの基礎疾患がある方は担当医師に相談しましょう。

インプラントとその他の治療の違い
失った歯を取り戻す治療には、「インプラント」「ブリッジ」「入れ歯」の3種類の方法があります。
◯インプラント
インプラント治療では、あごの骨に生体親和性の高い金属であるチタンやチタン合金でできた人工歯根を埋め込む手術を行ないます。
骨のなかに埋める部分をインプラント体(人工歯根)といい、そこにアバットメントと呼ばれる義歯との連結部分にあたる部品を取り付け、義歯をかぶせます(ツーピースインプラント)。
この他、インプラント体とアバットメントが一体となっていて、義歯を取り付けるだけのものもあります(ワンピースインプラント)。
インプラントの最大のメリットは、義歯をしっかりと固定して根っこの機能を回復できるため、本来ある自分の歯のような感覚で噛めるようになることです。
また、外れてしまう恐れが軽減されて異物感なく話せるようになるだけではなく、義歯にセラミックやジルコニアなどを使うことにより、天然の歯とほとんど変わらない見た目になります。
一方、デメリットとしては、治療費が高額になることが挙げられます。なぜ高額になるのかというと、インプラント治療は原則的に保険適用外となり、健康保険がきかず自費診療になるからです。しかし、外傷・腫瘍であごの骨を失った場合や骨移植を行なった場合、先天的に歯やあごの骨がない方などは健康保険の適応が受けられることもあります。気になる方は、事前に担当医師に相談してください。インプラントの治療期間は4~6ヵ月程度で、手術後も定期的なメンテナンスが必要になります。
ブリッジ、入れ歯については、『インプラントって何?Part2』で記載していきますね。

歯科医衛生士 寺尾