JOURNAL
秋と芸術と歯たち
どうもこんにちはアーティストの高安です。
先日開催された、現在アーティストさんによる美術品の展示会「千代田3331ART FAIR2021」に招待していただきました。
当院の至る所に展示してあるアート作品の作者「早川祐太」さんからです。
うちのスタッフも喜んでいました。本当にありがとうございました。
写真撮影がフリーでしたので、これは面白いなぁ、欲しいなぁと思った作品をいくつか紹介しようかと思います。
まずは早川祐太さんの作品から
作品を造るという概念ではなく、「それ」があるべき場所に「在る」という何とも表現し難い存在です。
次に紹介するのがプチプチに梱包されている作品。
梱包の中身は新品のままで、過去も未来もその状態を保っている、そんな作品でした。
次に野外展示作品。
元々は中学校だった為、それなりの雰囲気が出ていますね。
バスケットコートやテニスコートを使った派手な演出はカラーが際立ちます。
こちらは立体作品ですが、展示物よりも展示している配置が個人的には好きだったので広角で撮影。
一つとして同じものは無く、一つ一つが輝いて散りばめられている。星のような存在に見えました。
現代の風物詩の様なアルコールスプレーボトル「黄金の茶室」であったり。
雨宮庸介さんの、まるで本物のバナナ。
こちらは葛西由香さんの日本画です。日常の何気ない無言の圧力であったり、趣、侘び寂びといった説明し難い美意識を表現をしているアーティストさん。
どれも素敵な作品ばかりでした。
芸術品というのは作った人の個性が溢れ出てきますね。
同じものが二つとない精巧なものです。
歯科医師然り歯科技工士、美容師なんかも、歯や髪を造るアーティストです。
話は逸れますが、歯にはその人の個性や人格が現れるというのはご存知ですか?
これをSPA要素と言います。
Sex(性別)
Parsonality(性格)
Age(年齢)
性格はさらに細分化されます。
Vigorous(活発)
Mild(中間)
Delicate(繊細)
など、この様に分類され、その人の個性が前歯に全面的に現れます。
歯科医師は初対面の人に対し、歯を見るだけで、その人の個性や性格、生い立ちや背景を瞬時に見抜く能力を、全員必ず身につけています。
前歯は非常に重要です。
毎日離す事のできないアクセサリーの様なもの。
そこらの高いネックレスとは比になりません。一生ものです。
私は前歯の被せ物やブリッジ、入れ歯をオーダーする時に、「形が〇〇で、色が〇〇で…」といったオーダーをかけるのも大事だと思いますが、その人の雰囲気や性格、内面や美しさを引き出すにはどうしたら良いかを考える方が重要だと思っています。
もちろんより本物に似せるのも大事ですが、いかにも作り物っぽくなってしまうのが嫌いです。
そこで私は、必ず歯の写真と顔の写真も撮ります。
それは、その人の個性に合った被せ物にする為です。
「まるで、芸術品を生み出すように。」
ホームページに込めた思いでもあります。
外身だけでなく、中身を引き出せる。
その人の内側から美しさが溢れるような歯に仕立てあげたいと思います。
もちろん希望は聞きますよ!もっと白くしたい!もっと透明感を出したい!などなど
一方的に作り上げる訳ではないのでご安心ください!
アーティスト 高安