JOURNAL
祝‼︎双子パンダの乳歯が生えた
こんにちは 受付の松本です。
昨日は久しぶりの大雨でしたね。
季節の変わり目は体調を崩しやすくなっておりますので、みなさま体調にはくれぐれもお気をつけください。
今日は、昨日TVで見た、明るいニュースについてお伝えしようと思います。
上野動物園の双子パンダ🐼の赤ちゃんの乳歯が生え揃ったというニュースです。
報道に出ていたパンダ達はとっってもかわいい!!!
フワフワしていて、まるで人形みたいでした。
竹を一生懸命かじっている姿は庇護欲を駆られます。
上野動物園でもNo1の人気者とのことです。
私ごとですが、私が幼少のころ、親がパンダのぬいぐるみをプレゼントしてくれました。
子供心に可愛い生き物だと認識していたようで、お気に入りのぬいぐるみでした。
パンダは何をしていても可愛いですね。
話をお戻しして、上野公園で誕生した二匹のパンダの名前は一般公募で決まりそれぞれ
●暁暁(シャオシャオ)
夜明けの光が差し、明るくなるという意味のオス♂
●蕾蕾(レイレイ)
つぼみから美しい花が咲き、未来へつながっていくという意味のメス♀
というお名前だそうです。
とっても可愛い〜〜〜〜
ということで、本日はパンダの歯についてお話しいたします。
パンダは生後3ヶ月頃から乳歯が生え始めます。生えたばかりの乳歯では竹を食べることはできず、かじることのみできます。
かじることで、今後竹を食べるための練習をしているようです。
7ヶ月ごろになると人間と同じ様に永久歯が生えてきます。
永久歯が生えてくると、竹を咀嚼し実際に食べることができるようになります。
パンダの乳歯は24本で、人間の乳歯は最大20本なので、パンダは人間よりも4本も歯が多いです。
パンダの永久歯は42本で、人間の永久歯は32本なので、永久歯もパンダの方が多いです。
パンダは優しく可愛い生き物ですが、肉食目クマ科という実はクマ科なのです。
本来であれば狩猟し、肉を食べる雑食動物でしたが、争い事を好まず優しい性格の動物のため、進化をしてきたと言われています。
天敵から逃れ中国山岳奥地に住み、主食を肉から竹に変え、1年中食料に困ることがないようにしました。
そのおかげで冬眠の必要もなくなりました。
しかし、主食となる竹は栄養価が豊富ではありません。
パンダは一日10〜15Kgの竹を食べるのですが、そのほとんど(80%)は排泄物として出てきてしまいます。
栄養として摂取できるのはわずか17%ほどだそうです。
栄養価の乏しい食料から、さらにわずかな量の栄養をとって生活しているのですね。
パンダを連想すると、よくゴロゴロしていて、寝ている姿を連想しますが、俊敏に活動的に動かないのは、エネルギーを節約するためなのだそうです。
ただゴロゴロしているわけではなかったのですね。
パンダの永久歯の奥歯は人間の7倍の大きさがあり、幅が広く扁平状の形状をしています。
そのため、強力な顎の力で硬い竹も噛み砕くことができます。
歯とは生き物の‘食’に深く関わってきます。
特に哺乳類のような顎が発達している生き物は尚更関係が深いと思います。
食べることは生きることであり、生命の進化に必ず直結していきます。
生き物の歯の特徴を調べることで、どのような暮らしをしているのかが歯からわかるのはロマンを感じますね。
よく考古学者の方が、白骨のご遺体の歯を調べることで、年齢や生きていた時代を特定できるということをおしゃいます。
歯にはそれだけ重要な情報がギュウウと詰まっているということになります。
今後、パンダに限らずさまざまな生物の歯についてもご紹介できたらと思うこの頃です。