2022.04.21 診療コラム

POs-Ca Fを噛んで虫歯・歯周病予防

皆様、コロナ禍でマスク生活には段々と慣れてきたのではないでしょうか?
日常的にマスクをする中でお鼻で呼吸しにくく、無意識のうちに口呼吸してしまうという患者さんが多く見られます。
一日にどれくらいの唾液が分泌されているかご存知ですか?
健康な成人の場合、1日に分泌される唾液量は平均1.5リットルほどといわれています。
では、唾液はどのような役割があるのでしょうか。

唾液の働き

再石灰化作用
→脱灰して失なわれたカルシウム、リンを補い再石灰化を促し虫歯を防ぐ働き

自浄作用
→お口の中の細菌や食べカスを洗い綺麗にする働き

抗菌作用
→細菌の発育を抑制する働き

緩衝作用
→食事で酸性に傾いたお口の中を中和してくれる働き

消化作用
→食べ物を消化する働き

このように唾液の分泌は口腔内の健康維持に大きく関わっています。
そのため、お口が乾燥すると虫歯や歯周病のリスクが上がってしまったり、口臭の原因になります。
唾液分泌を促すためにガムを噛んでみてはいかがでしょうか?
唾液腺を刺激することで唾液の分泌促進になります。
本日は当院で取り扱っている「POs-Ca F」についてご紹介します!
POs-Ca Fとは、日本歯科医師会が推薦する初期虫歯を予防するだけではなく、修復する機能をもつガムです!
虫歯は、虫歯の原因になる菌が出す酸によって歯が溶かされ歯に穴があいてしまう病気です。
初期虫歯は穴が開いた虫歯になる一歩手前の状態のことです。
飲食をするとお口の中は酸性に傾き歯が溶けやすい状態になります。
この状態が続くと歯からカルシウムが失われていきます。
そこでPOs-Ca Fを食べると酸性から歯が溶けにくい中性状態へと素早く変えて、カルシウムを補充できるのです。

POs-Ca Fのポイント

北海道のジャガイモから調整された食品素材のカルシウム配合。
→本来カルシウムは牛乳由来ですが、POs-Ca Fはジャガイモ由来なので牛乳アレルギーの方も安心して食べられます。

カルシウムを補給
→歯から失われたカルシウムは「唾液に溶けたカルシウム」からしか補給できないといわれています。
POs-Ca Fは唾液に溶けやすい水溶性カルシウムなので、歯に効率的にカルシウムを届けます。

初期虫歯を再結晶化
→初期虫歯は歯の1番外側の表層であるエナメル質から細かな結晶が失われている状態です。
POs-Ca Fを噛むと健康な歯と同じ構造を持った結晶が復元されることが証明されており、世界で初めて虫歯を再結晶化することが実証されました。

緑茶エキス配合
→緑茶にはフッ素がたくさん含まれています。また、ポリフェノールを低減してフッ素が唾液に溶けやすいように工夫されています。

濃い味が長持ち
→POs-Ca Fは他のガムに比べて味が長持ちするので、長時間噛むことで刺激唾液がたくさん分泌されます。

POs-Ca Fはどのタイミングで食べる?

朝・昼・夜の食後に、1回2粒ずつ20分程よく噛みましょう!
・お口の中の乾燥が気になる方
・虫歯になりやすい方
・お子様のおやつ代わりに
・年齢とともに唾液が出づらくなってきたと感じる方
におすすめです!
※ガムはあくまでも補助用品です。歯磨き粉代わりにはならないので、食後はしっかり歯を磨きましょう。

まだまだマスク生活が続きますが、お口の中を潤して虫歯・歯周病予防をしませんか?
是非気になった方は当院スタッフまでご相談下さい!

歯科衛生士 伊藤

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