2022.10.13 診療コラム

親知らずについて

皆さまこんにちは、受付の伊東です。
本日は親知らずについてお話をしたいと思っております。
先日、私自身が親知らずを抜いたので皆さまにもぜひ親知らずの存在や対処方法をお伝えできればと思いました。

そもそも親知らずとは何か?

歯並びの一番後ろ、前から数えると8番目に生える歯の事を「親知らず」といいます。親知らずの生えてくる時期や生え方などには個人差があります。一般的に18~20歳頃に親知らずは生えてきますが、人によって顎の中に埋まったまま生えてこない場合や、元々親知らずがない人もいます。

 

親知らずの特徴

親知らずは、他の永久歯よりも遅れて生えてくるので生える場所が足りなく位置異常を起こしやすいです。その為斜めに生えてきたり、歯肉に埋まったままの場合があります。
また親知らずは放っておくと虫歯や、歯周病、歯茎が腫れて炎症が起き、口の周りの筋肉にまで炎症が広がり口が開きにくくなる事があります。
親知らずは歯の一番奥に生えるため、歯ブラシの毛先が届きにくく、他の歯と比べて歯磨きがしづらく歯垢が溜まりやすいので、むし歯や歯周病のリスクが高くなります。親知らずがむし歯や歯周病になると、その手前の歯にも悪影響を及ぼす場合があります。また親知らずは手前の歯を押し出すので歯並びが変わるという可能性もあります。

親知らずは抜いた方がいいのか?

人によって生え方が違い、全員が全員抜いたほうがいいのかと言われれば違います。抜かなくていいものもあります。
例えば、親知らずがちゃんと真っ直ぐに生えていて上下の噛み合わせに問題がなく痛みや腫れもなくて、歯磨きが十分に出来ていれば抜く必要はありません。
抜いたほうがいい親知らずは、歯が一部しか歯ぐきから顔をだしていないものや、斜めや横向きに埋まっているもの、またご自身で痛みや歯ぐきの腫れが気になったら抜くことを検討してみてもいいかもしれません。抜いたほうがいいのか悩まれましたらぜひ一度、当院にてご相談していただければと思います。

当院で親知らずの抜歯が出来ます

毎週土曜日の午後、口腔外科の先生がいらっしゃるので当院にて抜歯が可能です。
抜いた後の痛みや腫れが気になる方もいらっしゃると思います。
自費にはなりますが当院には「コラプラグ」といった腫れにくくするお薬がございます。(効果には個人差があります)
抜歯した穴が塞がるまで約2〜3週間。
完治するまで約1〜2ヶ月。
ドライソケットや治癒不全など、治療後も気は抜けません。
これらのリスクを最小限にする為、吸収性コラーゲン止血用創傷被覆材コラプラグ®︎を導入を致しました。この薬を歯を抜いた箇所に補填します。
ご自身の免疫細胞に代わり止血と治癒を代行。今までの長かった治癒期間はもっと短く、頬の痛みや腫れはさらに少なくなりました。
また痛み止めや抗菌薬は口腔外科の先生たちが選び最高のものだけを厳選し、処方をしております。なるべく普段の生活に支障をきたさないよう出来るかぎりのご提案や処置、その後のアフターケアまで行わせていただきたく存じます。

初めての抜歯

私は今回初めて親知らずを抜き、凄く不安でその後の痛みや腫れが恐ろしかったのですが先生がとても優しく親身に相談に乗ってくださり不安が柔ぎ、あっという間に処置が終わっていて驚きました。処置時間も個人差がありますが(抜きやすったり、歯肉に埋まっている状態による)、私の場合は右下の1本で40分ほどで終わりました。その後の腫れも「コラプラグ」を入れたことで想像していたよりは腫れず右頬が少しプクッと膨れ若干喋りづらさがあると感じております。
親知らずを抜いたことでより一層親身に皆様の不安や疑問にもお応えできるかと思います。
また、そもそも自分に親知らずがあるのかわからないという方もぜひ一度ご来院ください。
レントゲンを撮らせていただければ親知らずがあるのか、どのような状態なのか医師から直接お話をさせていただければと思います。

親知らず以外にも当院では一般治療・小児治療・矯正・入れ歯・クリーニング・ホワイトニングと様々な診療内容がございます。
ご不明な点や気になることがございましたらお電話をいただければと思います。

TEL03ー3792ー8210

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