2023.07.27 診療コラム

歯間ブラシの役割とは

皆さまこんにちは、歯科助手の雛田です。
前回のブログではデンタルフロスについてお話をさせていただきましたが、今回は歯間ブラシについてご紹介したいと思います。歯間ブラシもフロスと同様に歯磨きの後などに使用することが多いです。皆さんは歯間ブラシをお使いになられていますか?

歯間ブラシの役割

歯ブラシだけでは歯と歯の間になかなか毛先が届かずに十分に磨けないことが多いです。そのため、食べかすやプラークが詰まって残ってしまうということがあります。歯垢は細菌の塊のため、そのまま放っておいてしまうと虫歯や、歯周病の原因にもなります。歯周病が進行してしまうと、歯が抜けてしまうリスクが高まるだけでなく、全身疾患に繋がることもあります。自分に合ったものを使えば、虫歯や歯周病、口臭の原因となるプラークを約9割も取り除くことができるのです。

歯間ブラシには、サイズや形態によっていくつかの種類があります。効率よくプラークを落とすためには、自分に合ったサイズを選ぶ必要があります。では、歯間ブラシを選ぶポイントをご紹介していきます。

歯間ブラシを選ぶ際のポイント

◎ 歯間に挿入できるサイズを選ぶこと
サイズは大きく分けて4つくらいに分けられています。SSS、SS、S、Mサイズがあり、その範囲に適した部位に合うものを選びましょう。

◎ 使う部分に合ったタイプを選ぶこと
歯間ブラシの形は、L字型(アングル)とI字型(ストレート)の2つのタイプに分けられます。どちらも基本的な使用方法は変わらないですが、L字型の方は届きにくい奥歯に適しています。I字型のストレートタイプは前歯に適しています。
また、歯間ブラシは2つの素材のタイプがあります。ナイロン毛を使用したワイヤータイプとゴムを使用したラバータイプです。
歯茎が健康で、効率良く汚れを落としたい場合はワイヤータイプがおすすめです。歯周病の方の場合、歯茎が傷つきやすい状態にある場合は、ラバータイプが推奨されます。

当院で販売している歯間ブラシはクラプロックスというメーカーから出ている歯間ブラシになります。こちらの歯間ブラシの特徴についてご紹介いたします。

☆クラプロックスの歯間ブラシの特徴☆

・他社の歯間ブラシに比べて、ブラシの毛の部分が柔らかい
・外科に使われている細くて強いワイヤーを使っているため、通しやすく1往復で細かな汚れも簡単に掻き出すことができる
・毛先とホルダーが分かれているため、簡単に交換ができる

ですが、「どのサイズを使ったらいいのか自分でもよくわからない・・」という方もいらっしゃると思います。当院では歯科衛生士さんが患者様それぞれに合ったサイズを選んでくれます。歯間ブラシを使いたいけれどサイズが分からないという方がいらっしゃいましたら、お気軽にお声がけ下さい。

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