皆様こんにちは。歯科衛生士の本間です。本日はお子さんの虫歯予防についてお話しさせていただきます。
お子さんの虫歯を心配されて歯医者へ来院される方は多くいらっしゃいますが、実際に歯医者でできる虫歯予防にはどのような処置があるのかご存知ですか？今回は歯医者でできる虫歯予防５つをご紹介しますので、参考にしてみてください！

1.定期検診（クリーニング）

定期的に来院していただき、虫歯チェックや歯の生え変わりチェック、歯並びの状態などをチェックしていきます。また、毎日の自宅では落としきれない汚れを専門的な器具を使って定期的に落としていく必要があります！

2.フッ素塗布

乳歯や生えたばかりの永久歯は質が弱く、虫歯になりやすいため、定期的に高濃度のフッ素を塗布して虫歯に負けない歯を作っていきます。歯磨き粉などにも含まれていますが、フッ素の量は少なく低濃度のため毎日継続して使用する必要があります。また、歯医者で塗布するフッ素は高濃度で１回の塗布で大きな効果が期待できるため、日頃の歯磨きと併用をおすすめします。当院では約３ヵ月ごとの塗布をおすすめしています！

3.シーラント

シーラントは、生えたばかりの奥歯の溝にコーティングを行い、虫歯を予防するものです。生えたばかりの奥歯というのは、溝が深く、歯の質もまだ弱いため虫歯のリスクが非常に高いため、溝をカバーしてあげることで虫歯を効果的に予防することができます。ただし、削って詰めるものではありませんので、次第に欠けたり外れてしまうこともあります。そのため、シーラント後も定期的に検診が必要です！

4.歯磨き指導

歯磨きをしていても、虫歯になりやすいポイントが磨けていなければあまり意味がありません。当院では、お子さんや親御さんが、おうちで効果的な歯磨きができるよう、アドバイスを行います！また、うがいができるようになりましたらプラーク（歯垢）という細菌のかたまりに反応する染め出し液を使って目で見て分かりやすく歯磨きの当てかたの確認を行います！

5.間食指導

虫歯ができないようにするためには、食生活、特におやつの食べ方に注意することも大事です。回数や時間など普段の食生活についてお伺いし、虫歯になりにくい食べ方についてのアドバイスを行います！
乳歯や生えたばかりの永久歯は、虫歯になりやすい上に進行も早いです！３ヵ月に１度は定期検診に通い、虫歯のチェックと予防処置を行うようにしてください！