2023.10.01 診療コラム

顎関節症について

皆さん、こんにちは!歯科助手の伊東です。
今回は顎関節症についてご紹介させていただければと思います。
顎関節症は、顎の痛みや頭痛、耳鳴りなどの症状に悩まされる病気です。

顎関節症の原因や症状、予防方法と治療法について詳しく解説しています。まず、原因としては噛み合わせの問題やストレス、緊張が関係していることが多く、歯ぎしりや食いしばりが引き金となることがあります。

また、頬杖や猫背などの悪い姿勢も顎関節症を招く可能性があります。これらの症状に悩まされている場合、まずは歯科医院での診断が必要です。歯並びや顎関節の状態をチェックし、正確な診断を受けることが大切です。

治療方法にはストレッチや矯正、外科手術などがありますが、その人に合った方法を選ぶことが最も大切です。そして、顎関節症の予防には、歯ぎしりや食いしばりの癖を改善したり、姿勢を見直したりすることが有効です。
医師や歯科医とのコミュニケーションも大切で、自分の生活習慣や症状を正確に伝えることが改善のカギとなります。

顎関節症の原因と症状を知る

顎関節症は、顎関節や周囲の筋肉や骨に痛みや不快感が生じる病気です。原因は様々ですが、噛み合わせの問題、歯ぎしりや食いしばり、ストレス、不良姿勢などが挙げられます。症状としては、顎関節の痛み、口が開けにくい、顎関節の音、首や肩の痛み、頭痛などがあります。これらの症状がある場合は、歯科医院や口腔外科の受診が必要です。早期診断・治療が痛みの改善や悪化予防に繋がりますので、症状が見られたら専門医に相談しましょう。

噛み合わせの問題から生じる痛みと関係性

噛み合わせの問題は、顎関節症の原因の一つです。正常な噛み合わせが崩れることで、顎関節や周囲の筋肉に負担がかかり、痛みや症状が生じます。具体的には、歯並びの不良、顎の骨の変形、歯科治療による噛み合わせの変化などが原因となります。これらの問題が顎関節に負担をかけると、痛みや口が開けにくい、顎関節の音などの症状が現れます。これらの症状がある場合は、歯科医院での診察と矯正治療が必要です。

ストレスや緊張が引き金:歯ぎしり・食いしばり

ストレスや緊張は、歯ぎしりや食いしばりを引き起こし、顎関節症の原因となります。歯ぎしりや食いしばりは、顎関節や周囲の筋肉に負担をかけるため、痛みや症状を引き起こします。特に、睡眠中の無意識の歯ぎしりは、顎関節に大きな負担をかけることがあります。対策として、ストレスの解消法を見つけることや、歯ぎしり防止のマウスピースの使用が考えられます。また、症状がひどい場合は、歯科医院での治療が必要です。

頬杖や猫背などの悪い姿勢が顎関節症を招く?

頬杖や猫背などの悪い姿勢も、顎関節症の原因になることがあります。頬杖をつくことで、顎関節に一定の力がかかり、筋肉や関節に負担が生じます。猫背の場合、首や肩周りの筋肉がこわばり、顎関節に負担がかかります。これらの悪い姿勢を改善することで、顎関節症の症状の軽減が期待できます。日常生活で意識的に姿勢を正すことが重要です。

顎関節症の主な症状:顎の痛みや頭痛、耳鳴り

顎関節症は、顎の痛みを主訴とすることが多く、その原因は様々です。筋肉の緊張や関節の負担が原因となり、顎関節や周囲の筋肉に痛みが発生します。

また、頭痛や耳鳴りといった症状も現れることがあり、日常生活に大きな影響を与えることも。顎関節症は口を開け閉めする際に音が鳴る場合もあり、ストレスが症状を悪化させることが知られています。

頭痛や耳鳴りがある場合、頭痛は首や肩の筋肉に由来することも多く、耳鳴りは顎関節が耳に近い位置にあることから発症することがあります。これらの症状がある場合は、早めに専門医の診療を受けることが望ましいです。

正確な診断と治療方法を選ぶ

顎関節症の原因を突き止めるためには、まず正確な診断が必要です。症状や原因によって異なる治療方法が選択されるため、適切な診断が大切です。

適切な治療法を選択することで、症状の改善や予防が期待できるため、早期の対応が重要です。診断結果に基づいて治療計画が立てられるので、患者本人も納得のいく治療を受けられます。

歯科医院での診断:歯並びや顎関節のチェック

歯科医院での診療では、顎関節の状態や歯並びがチェックされます。これらは顎関節症の原因となることがあるため、歯科医師が正確に診断します。また、口腔内の様子や顎の動きもチェックされ、症状の原因を特定するための重要な手がかりとなります。

対処法や治療法:ストレッチや矯正、外科手術

顎関節症の対処法や治療法は、症状や原因によって異なります。一般的にはストレッチや矯正が行われ、症状の軽減や改善が図られます。特に、ストレッチは自宅で簡単に行うことができるため、日常生活での対策として取り入れやすい方法です。

また、外科手術も選択肢の一つとして考えられますが、症状や原因によって適切な治療が選択されることが大切です。重度の顎関節症の場合や、矯正治療やストレッチで改善が見られない場合には、外科手術が適用されることがあります。

顎関節症の予防と日常生活での工夫

顎関節症は、関節や筋肉に痛みや不快感をもたらす症状であり、原因は様々です。予防方法としては、まず日常生活でストレスを軽減し、リラックスする時間を大切にしましょう。また、口や歯に関する習慣を見直し、普段の食事や咀嚼に注意することが大切です。

これらの予防策を踏まえ、具体的な日常生活での工夫として、以下の点に注意してください。

-緊張状態を和らげるストレッチや適度な運動を取り入れる

-良い姿勢を維持し、無理のない体勢を心掛ける

-歯ぎしりや食いしばりの癖を改善する努力をする

これらの工夫を実践することで、顎関節症の予防に繋がります。

歯ぎしりや食いしばりの癖を改善しよう

歯ぎしりや食いしばりは、顎関節症の原因の一つとなるため、その癖の改善が大切です。これらの癖を改善するためには以下の方法があります。

-マウスピースの使用:歯ぎしりを抑える効果がある

-ストレスの解消:精神的な負担が軽減されることで歯ぎしりの発症が防止できる

-緊張状態を和らげるストレッチやリラックスを心掛ける

これらの方法を試して、日常生活で歯ぎしりや食いしばりの癖を改善しましょう。

姿勢を見直し、無理のない体勢を心がける

顎関節症を予防するためには、良い姿勢を維持し、無理のない体勢を心掛けることが重要です。具体的には、以下の点に注意しましょう。

-首や肩の緊張を解消する運動やストレッチを行う

-猫背や頬杖をつく癖を改善する

-正しい姿勢での過ごし方を意識する

これらの方法を日常生活で実践することで、顎関節症の予防に繋がります。

医師や歯科医とのコミュニケーション

顎関節症に悩まされている場合は、医師や歯科医と積極的なコミュニケーションを図ることが大切です。治療や予防方法について具体的なアドバイスを受けることができ、痛みや症状の改善に繋がります。また、定期的な診察や相談を行うことで、症状の進行状況や治療効果を確認し、適切な治療法を選択することができます。今後も顎関節症に関する情報を得るために、医療機関や専門サイトで最新情報をチェックしましょう。
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