JOURNAL
なんとなく聞いたことがある歯科用語

皆様、こんにちは!
歯科助手の伊東です。
歯科医院で先生の話を聞いていると、「それ、どういう意味…?」と戸惑うことはありませんか?
私たちスタッフは専門用語を使い慣れている分、つい患者さまにとっての“わかりにくさ”を見落としてしまうことがあります。
このブログでは患者さまからよくご質問をいただく基本的な歯科用語を、やさしい言葉で解説していきます!
わからないまま頷くのではなく、納得して治療にのぞんでいただくために。
知っておくと安心な内容ばかりです。
インプラント|「第3の歯」
専門的には: あごの骨に人工の歯根(しこん)を埋めこみ、その上に人工歯を装着する治療方法。
かみくだいて言うと: 抜けた歯の代わりに、「人工の歯を土台ごと埋める」イメージ。見た目も使い心地も、自分の歯に近いです。
当院では、ストローマン社のサージカルガイドを使用し、精密なシミュレーションを行ったうえで、安全にインプラントを埋入しています。
“手術”というと不安になる方もいらっしゃいますが、痛みや腫れを最小限に抑える工夫を重ねていますので、ご安心ください。
ブリッジ|両サイドの歯で支える「橋」
専門的には: 両側の健康な歯を削って、橋のように人工の歯をかける補綴(ほてつ)治療。
かみくだいて言うと: 抜けた歯の左右にある歯を支えにして、人工の歯をつなげる方法です。
見た目は自然に仕上がることが多いですが、両隣の歯を削る必要があるため、将来的にその歯への負担が増える可能性も。
インプラントと迷われている方は、どちらが自分に合っているかをしっかり医師と相談するのがおすすめです。
歯周病(ししゅうびょう)|沈黙の病気
専門的には: 歯を支える歯ぐきや骨に炎症が起きる病気。進行すると歯が抜け落ちてしまうことも。
かみくだいて言うと: 「歯ぐきの病気」。見た目には分かりづらく、気づいたときには進行しているケースも多いです。
歯周病は、初期段階では痛みがほとんどありません。
でも、歯ぐきが少し下がってきたり、出血しやすくなっていたら、それはすでにサインかもしれません。
プラークと歯石|目に見えない敵
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プラーク(歯垢): 食べかす+細菌のかたまり。ベタッと歯にくっついていて、時間がたつと硬くなります。
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歯石: プラークが硬くなったもの。もう歯ブラシでは取れません。
このふたつがあると、むし歯や歯周病がどんどん進行します。
だから、歯医者さんで「スケーリング」(=専用の器具で歯石をとる処置)を定期的に行うことが、とても大切です。
噛み合わせ|目に見えない“バランス”
専門的には: 上の歯と下の歯が接触する位置関係やバランス。
かみくだいて言うと: 歯の“かみ合い具合”のこと。これがズレると、歯だけでなく肩こりや頭痛、顎関節症の原因になることも。
噛み合わせが整うと、見た目だけでなく体全体のバランスにも影響してきます。
矯正治療や被せ物なども、見た目だけでなくこの“見えない噛み合わせの調整”がカギになります。
知っておくだけで、不安が安心に変わる
専門的な言葉が並ぶと、つい「難しそう…」と思ってしまいますよね。
でも、知識は“安心”につながります。 自分の体のことを理解し、納得して治療を受けることが何より大切です。
私たちは患者さまがどんな疑問も安心して聞けるような環境を大切にしています。
わからない言葉、気になることがあれば、どうぞお気軽にお声がけくださいね。
皆様からのご質問、ご相談いつでもお待ちしております。