こんにちは。 歯科衛生士の本間です。
季節の変わり目、心も身体もリセットしたくなる時期ですね。そんなタイミングで「歯のクリーニングに行こうかな」と思われた方も多いのではないでしょうか？

けれど、こんな声をよく耳にします。

「クリーニングって痛いんですよね…」
「前に受けたとき、しみて怖かったです」
「しばらく我慢して行ってません…」

歯のクリーニング＝痛い、というイメージが定着している方が多いかと思います。
実はそれにはきちんと理由があります。
今回は、その原因と解決方法についてお話していきましょう。

なぜ痛みを感じるの？

歯のクリーニングで痛みを感じる理由は、大きく分けて以下の3つです。

1. 歯ぐきが炎症を起こしているから

歯周病や歯肉炎などで歯ぐきが腫れている状態だと、少しの刺激でも痛みを感じやすくなります。
クリーニングでは歯石やプラーク（細菌のかたまり）を取り除きますが、歯ぐきが腫れているとその処置自体が“痛み”につながってしまうのです。

2. 歯がしみやすい状態になっているから

「冷たいものがしみる」という症状がある方は、知覚過敏の傾向があるかもしれません。
歯の表面を覆うエナメル質が薄かったり、歯ぐきが下がって象牙質が露出しているとクリーニングの水流や器具の振動でもしみるように感じます。

3. 歯石が多く、処置が深くなるから

長い間クリーニングを受けていないと歯石が硬くこびりつき、取り除くのに時間と力が必要になります。特に歯ぐきの中（歯周ポケット）に隠れた歯石を取る場合は、器具が深く入るため、より痛みを感じやすくなるのです。

我慢しなくていいんです

ここで大切なことをお伝えしたいのは

「クリーニングの痛みは、耐えるものではない」
「痛みがあるなら、伝えていい」

ということ。

THE DENTALでは、痛みに敏感な方・過去にトラウマのある方にも安心して通っていただける工夫をしています。

THE DENTALの痛みケアの工夫

● 丁寧なカウンセリング

施術前に、「過去に痛みがあったか」「どの部位が気になるか」など、しっかりヒアリングを行います。
不安な点は小さなことでも遠慮なくお話ください。

● 状態に合わせた器具と技術

超音波スケーラー・手用スケーラーを使い分けながら歯や歯ぐきへの負担を最小限に抑える工夫をしています。

特に炎症が強い場合は無理に取りきらず、数回に分けて少しずつ進めることも可能です。
その日の体調や感覚に合わせた調整も行います。

● 表面麻酔使用

どうしても痛みが強い場合は、歯ぐきに塗る麻酔（表面麻酔）を使って、処置中の不快感を軽減することもできます。

痛みを減らすために、自分でできること

歯科医院でのケアと並行して、日頃のホームケアも重要です。
特に以下のようなことを心がけていただくと次回のクリーニングがぐっと快適になります。

• 毎日の歯磨き＋デンタルフロスや歯間ブラシを活用する
• 定期的にメンテナンスに通う（歯石が硬くなる前に！）
• 歯ぐきにやさしい歯ブラシ・知覚過敏向けの歯磨き粉を使う
• 歯ぎしり・くいしばりがある方はマウスピースを検討する

炎症や歯石が減っていくとクリーニングの痛みも自然と和らいでいきます。

「痛いから行かない」ではなく「痛くならないように行く」

歯のクリーニングはただキレイにするだけでなく、歯周病やむし歯を未然に防ぐための大切な予防医療です。

けれど、もし“痛み”が不安で足が遠のいているとしたら…
それはとてももったいないこと。

THE DENTALでは、あなたの「怖い」や「痛い」を丁寧に受け止め、安心して続けられるクリーニングを目指しています。

まとめ

• クリーニングの痛みには、歯ぐきの炎症・知覚過敏・歯石の量など、複数の要因がある
• 無理に我慢せず痛みは伝えてOK
• THE DENTALでは痛みへの配慮を最優先にクリーニングを行っています
• 自宅でのケア＋定期的なメンテナンスが、快適な施術のカギ

「歯医者＝怖い場所」ではなく「また行こう」と思っていただけるように。

あなたのペースでお口の健康を育てていきましょう。
クリーニングについての不安やご相談も、いつでもお待ちしております。