2025.06.04 診療コラム

歯のクリーニング

皆さま、こんにちは!
歯科助手の伊東です。そろそろ夏が近づいてきますね。
私は夏が苦手でできる限り家から出たくなく、もし外出の予定があるのであれば陽が欠けた夕方、もしくは早朝に出て陽が昇り切る前にどこか建物に入ることを徹底しております。
とても汗っかきで滝汗なんです。メイクは崩れるし髪の毛はまるでお風呂上がり!?と驚かれるほどです。小さい頃からなのでもうどうしようもないかな・・・。と半ば諦めモードです。
ですが皆さまには諦めて欲しくないことがあります。
それは歯のクリーニングです!
歯医者行くのめんどくさいし家で歯磨きしていれば虫歯にならないでしょ、とたかを括ってはいけません。
ご自身では磨けていると思っている歯も実は磨き残しがあったり、初期虫歯を見逃しているかもしれません。

歯科衛生士、プロにお任せすれば磨き残しや患者さまに合った口腔ケアのご紹介、虫歯があれば見つけ、医師に伝え治療を行うことも可能です。
早い段階で虫歯を見つけていれば痛みや費用も抑えられ期間も短く終わるこメリットがあります。。
何事にも定期メンテナンスは大切です!

STEP 1:口腔内チェック

まずは、歯科医師または歯科衛生士が現在のお口の状態を丁寧に確認します。

  • 歯石の付着量

  • 歯ぐきの腫れや出血の有無

  • 磨き残しが多い部分の傾向

必要があれば、歯周ポケットの深さを測ったり、レントゲンで状態を確認することも。
このステップで、「ご自身では気づけないリスク」を可視化します。


STEP 2:スケーリング(歯石除去)

歯の表面や歯と歯ぐきの境目に固くこびりついた「歯石」。これは一度できると歯ブラシでは落ちません。

  • 超音波スケーラーで大まかな歯石を除去

  • 手用スケーラーで細かな部位まで丁寧に仕上げ


STEP 3:ポリッシング(歯面研磨)

歯石を取り除いた後は、表面を磨き上げる工程へ。専用のペーストとラバーカップを使用し、歯の表面をツルツルに仕上げていきます。

  • 着色汚れ(コーヒー、紅茶、赤ワインなど)を除去

  • 細菌が付着しにくい滑らかな歯面に

終わった後は、「舌で触った時の違い」に驚く方が多数。まるで歯が呼吸を始めたかのような爽快感です。


STEP 4:フロッシング(歯間清掃)

歯と歯のあいだは、磨き残しが最も多いエリア。フロスや歯間ブラシを使って、見えない部分の汚れまで取り除きます。

  • 虫歯・歯周病の発生しやすい歯間部を重点的にケア

  • ご希望の方には、正しいフロスの使い方もレクチャーします

ご自身でのケアが難しい場所ほど、プロの手によるケアが効果を発揮します。


STEP 5:フッ素塗布(希望・必要に応じて)

仕上げに、フッ素を塗布することで虫歯に強い歯へと整えていきます。

  • フッ素は再石灰化を促進し、初期虫歯を修復

  • エナメル質を強化し、酸に溶けにくくする

塗布後30分は飲食を控えていただくことで、しっかりと作用します。
“ケアのラスト一滴”として、未来のリスクを減らす選択です。


時間・頻度・体験の目安

  • 所要時間:およそ30~60分(状態により異なります)

  • 推奨頻度:3~6ヶ月に一度(患者さまの状態によってご案内します)

クリーニング後は、「歯が明るくなった」「口の中が軽く感じる」と、多くの方がその場で違いを実感されています。


それは“治療”ではなく、“美しく健やかに生きるための習慣”

歯のクリーニングは、何か問題が起きたときに行うものではなく、「何も起きないようにするため」のもの。
定期的に行うことで、トラブルの早期発見にもつながり、将来的に治療の回数や費用を最小限に抑えることができます。


最後に

鏡を見た時、自分の歯が少しだけ明るく見える。
人と話すとき、ふと口元に自信が持てる。
そんな日常の“ささやかな心地よさ”を支えるのが、私たちのクリーニングです。

「最近クリーニングしていないな」と思ったときが、ベストなタイミング。
あなたの笑顔のために、THE DENTALがサポートいたします!

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