JOURNAL
歯医者さん、なんで一回で終わらないの?

皆さま、こんにちは!
歯科助手の伊東です。
今回は一度は疑問に思ったことがある「なぜ歯科治療は一回で終わらないのか?」その疑問にお答えしていきたいと思います!
私自身も、歯科医院に勤めるまでは歯医者さんが苦手でしたし、一回で終わらせてほしい、もう2度といきたくない。どうして小分けに治療するのかと何度も疑問に思っていました。
ですが働いてから、ちゃんと理由があって分けている必要なことなんだと知ってからは治療や自身の歯に対する思いが変わった気がします。
皆さまにもぜひ知っていただきたく今回の議題といたしました。
「また来週も…?」
何度も通う歯科治療には理由があります
治療、1回で終わりませんか?
「今日で全部終わりますか?」
診療室で、そんな声をいただくことがあります。
忙しい日々の中、通院のスケジュールを調整するのは簡単なことではありません。仕事に、家事に、育児に。
だからこそ、「1回で全部終わったら楽なのに」── そのお気持ち、私たちもよくわかります。
でも実は、歯科治療は“分けて進める”ことが、質を守るカギなんです。
歯科治療は「繊細な精密作業」
お口の中は、わずか数センチ四方の世界。
その中で、ミクロン単位の調整や形成を行うのが歯科治療です。
たとえば、むし歯治療ひとつ取っても、
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削る深さ
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神経との距離
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詰め物の密着度
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噛み合わせのバランス
…など、いくつもの条件を慎重に見極めながら処置しています。
1本の歯のために、30〜60分かけることも珍しくありません。
さらに、1本治せば完了ではなく、「口全体のバランス」を見て治療を進めていく必要があります。
そのためには、段階を踏んだ治療計画が不可欠です!
一度に多く治療することの“リスク”
では、どうして一気に終わらせることが難しいのでしょうか?
大きな理由のひとつは「精度が下がる」こと。
複数の歯を同時に処置すると、細かな調整や見落としが起こりやすく、結果的に再治療につながるリスクが高まります。
また、身体への負担も無視できません。
長時間口を開け続けることは、顎の筋肉や粘膜にストレスをかけますし、麻酔も一度に大量には使えません。
「早く終わらせたい」という気持ちが、「結果的に長引く」こともあるのです。
計画的に、最短ルートでゴールへ
THE DENTALでは、最初にトータルの治療計画をご提示します。
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どの歯から優先的に治療するのか
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どのような順序で進めるのがベストか
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メンテナンスを含めた全体像
すべてをクリアにしたうえで、あなたのライフスタイルに合わせて無理のないスケジューリングを行います。
だから「何回通うか分からない」という不安はありません。
先が見える治療で、安心して進んでいただけます。
治療回数は「手抜きではなく、丁寧さの証」
回数を重ねるのは、遠回りではなく「確実なゴールへの最短ルート」です。
私たちが目指しているのは、“今”だけでなく、“その先の10年”を守る治療。
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詰め物がすぐ外れた
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かぶせ物が合わなくなった
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痛みが再発した
そんな事態を避けるために、必要なプロセスをひとつずつ丁寧に積み重ねています。
「また来るのが、ちょっと楽しみ」になる場所へ
通院が「義務」や「負担」だけで終わってほしくない。
それがTHE DENTALの想いです。
治療の時間を、心地よく、安心できるものに変えるために——
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上質なチェアで、身体への負担を軽減
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治療の前後に、丁寧な説明とコミュニケーション
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最新機器とサージカルガイドで、スピーディかつ高精度な施術
歯医者で過ごす時間を、“自分を整えるひととき”にしていただけたら嬉しく思います。
最後に
「何度も通うのは大変」
「1回で終わらせてほしい」
そう感じるあなたの声に、私たちは真摯に向き合います。
でも、だからこそ伝えたい。
時間をかけることは、あなたの歯に敬意を払うということ。
1回で終わらせることよりも、
10年後のあなたが「この治療でよかった」と思える未来を、私たちは一緒に目指したい。
THE DENTALでは、あなたの時間と気持ちを大切にする治療をお約束します。