JOURNAL
歯の着色を予防するには?

白さはケアで守れる
歯の着色を予防するシンプルな習慣
こんにちは歯科衛生士の本間です。
新しい季節が始まると、「何か変えたい」「整えたい」と感じる方も多いのではないでしょうか。
とくに第一印象を左右する“笑顔”はその中でも大切にしたいポイントなのではないでしょうか?
今回は、「最近、歯の色が気になって…」「ホワイトニングをしたのに、すぐ戻ってしまう」
そんな声にお応えして、歯の着色(ステイン)を防ぐための日常に取り入れやすいケア方法をお伝えします。
そもそも、なぜ歯に色がつくの?
歯の表面が黄色や茶色に見えるのは、いくつかの原因があります。
▼ 主な着色の原因
- 飲食物に含まれる色素(ステイン)
→ コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレー、チョコなど - タバコのヤニ(タール)
→ ニコチンやタールが歯に強く付着します - 歯の表面のザラつき
→ プラークや歯石があると着色しやすくなります - 加齢やエナメル質の摩耗
→ 内側の象牙質の色が透けて見えるため黄ばみます
中でも「外からの色素沈着」は、日々のケアで予防・軽減が可能です。
着色予防に効果的な3つのケア習慣
① 食後すぐのうがい・歯磨き
色素が歯に付着する前に、うがいや歯磨きでリセットするのが基本。
とくに色の濃い食べ物を摂ったあとは、早めのケアが◎です。
「すぐに歯磨きできない」という方は、水やお茶で軽く口をゆすぐだけでも効果があります。
② 着色除去成分入りの歯磨き粉を活用
市販の歯磨き粉にも、「ステイン除去」や「ホワイトニング用」と書かれたものがあります。
中にはポリリン酸ナトリウムやピロリン酸など、ステインを浮かせて落とす成分が含まれているものも。
ただし、研磨剤の強いタイプは歯の表面を傷つけて逆効果になることもあるため、
自分に合ったタイプを歯科医院でご相談されることをおすすめします。
THE DENTALでも、エナメル質にやさしく着色予防ができる歯磨き粉をご紹介しています。
③ フロスや歯間ブラシで隠れた部分もクリアに
歯の間は、ステインがたまりやすく、目立ちやすい場所です。
歯ブラシだけでは届かない部分も、フロスや歯間ブラシを使えばしっかりケアできます。
毎日使うのが理想ですが、「せめて夜だけでも」習慣にできると大きな違いになりますよ。
歯科医院でできる着色ケア
「毎日しっかり磨いているのに、取れない着色がある」
「ホワイトニングの白さをキープしたい」
そんな方には、プロによるクリーニング(PMTC)が有効です。
専用の器具と研磨ペーストを使い、歯の表面についたステインやバイオフィルムを徹底的にリセット。
清潔感のあるツルツルの歯に仕上がります。
THE DENTALでは、痛みに配慮したクリーニングを心がけています。
エアフローや細かな粒子のパウダーを使って、やさしくけれどしっかりと仕上げていきます。
日常に“着色リスク”を減らすコツ
ちょっとした工夫で、着色の予防力はグッと上がります。
◎ ストローを使って飲む
→ 飲み物が歯に触れる量が少なくなるため、ステインがつきにくくなります。
◎ 食後にキシリトールガムを噛む
→ 唾液が増え、口の中が中和・洗浄されやすくなります。
◎ 食事の順番に気をつける
→ 色の濃いものは最後より、最初や途中に摂った方が沈着しにくい傾向があります。
白さは一日にしてならず
歯の白さは、ホワイトニングで一時的に手に入れることができますが、
それを持続させるのは日々の丁寧なケアです。
「コーヒーが好きだから仕方ない…」と諦める必要はありません。
きちんとケアすれば、好きなものを楽しみながら、白い歯をキープすることは可能です。
まとめ|“きれいな歯”は、生活習慣からつくられる
歯の着色は、決して特殊なことではありません。
誰にでも起こり得ることだからこそ、「どう付き合うか」が大切です。
そして着色のない歯は、それだけで清潔感や若々しさを演出してくれます。
大げさに聞こえるかもしれませんが、白い歯は“印象を変えるアクセサリー”とも言える存在。
THE DENTALでは、見た目だけでなく、歯の健康から支えるホワイトケアをご提案しています。
気になる着色がある方も、白さを保ちたい方も。
どうぞお気軽にご相談ください。