2025.07.03 診療コラム

歯医者の役割

皆さま、こんにちは!
歯科助手の伊東です。
今回は歯科医院の役割についてご紹介いたします。

歯医者さんに行って何が変わるのか、何をやるのか、
そんな不安を解消していきます!

〜痛くなる前に、人生に寄り添う存在へ〜

「歯が痛くなったら歯医者へ」。
長くそんな風に思われてきた歯科医院。でも、今の歯医者さんは“治す場所”だけではありません。痛みを防ぎ、健康を守り、そして人生の質(QOL)を支える存在へと、役割は大きく広がっています。

今日は、あらためて「歯医者さんの本当の役割」についてお話ししてみたいと思います。

■「治す」より「守る」時代へ

以前は、むし歯や歯周病になったら治療する、というのが一般的な流れでした。けれど最近では、そもそも“病気にならない”ために歯科を受診する人が増えています。

定期検診やクリーニング、リスク検査によってトラブルを未然に防ぐ。
むし歯になる前に、歯周病が進行する前に。
歯医者さんは、「歯を削らない」「抜かない」ために通う場所へと進化しているのです。

この「予防中心の歯科医療」は、子どもから高齢者まで、すべての世代にとってとても重要。定期的なメンテナンスは、将来の大きな治療を減らす最善の方法です。

■「お口」は全身の入り口

近年の研究で、歯や歯ぐきの健康と、糖尿病・心臓病・認知症・誤嚥性肺炎などの全身疾患との関連が次々と明らかになっています。

たとえば、歯周病は慢性的な炎症として全身に悪影響を及ぼす可能性があり、特に高齢者にとっては命に関わることも。

また、よく噛めることは、食べる楽しみや栄養状態を保つだけでなく、脳への刺激にもなります。
歯を守ることは、健康寿命を延ばすことにもつながるのです。

■「笑顔」「自信」をつくる場所

歯科医療は、見た目の印象にも深く関係します。
白い歯、整った歯並び、清潔なお口元は、第一印象を大きく左右する要素のひとつです。

ホワイトニングや矯正治療、クリーニングによって、見た目だけでなく“自信”や“人との関わり方”が変わったという方もたくさんいらっしゃいます。

歯が整うと、表情が明るくなり、会話も前向きに。
歯医者さんは、“美しさ”や“自己肯定感”をサポートする場所でもあるのです。

■「人生のパートナー」としての歯科医院

歯科医院との付き合いは、実はとても長いものです。

赤ちゃんの歯が生え始めた頃から、小児歯科、矯正、成人のむし歯・歯周病ケア、そして高齢期の口腔機能サポートまで。
ライフステージに応じてサポートが必要になる、数少ない医療分野かもしれません。

  • 赤ちゃんのフッ素塗布

  • 思春期の矯正相談

  • 結婚前のホワイトニング

  • 妊娠中の歯周病ケア

  • シニアの嚥下トレーニングや入れ歯対応

“歯医者=痛い・怖い”というイメージではなく、“ライフパートナー”として、気軽に相談できる存在になれたらと、私たちは考えています。

■「通いたくなる歯医者さん」であるために

THE DENTALでは、患者さまが安心して通い続けられるよう、診療の一つひとつに丁寧さとデザイン性を大切にしています。

たとえば:

  • まるでカフェのような空間

  • リラックスできるチェアと照明

  • 未来を見据えた、目に見える説明と予防プラン

  • 最新技術を活かした、痛みに配慮した治療

歯医者さんに来ることが“楽しみ”になるような、そんな体験を提供したいと思っています。

歯医者さんは、あなたの未来を守る場所

「歯が痛くなったから行く」ではなく、
「痛くならないように」「もっと豊かに生きるために」通う場所。

歯医者さんの役割は、治療にとどまりません。
それは、健康、笑顔、自信、そしてあなたらしい人生を守ること

次に歯医者に行くとき、少しだけその“広い役割”を思い出していただけたら、嬉しく思います。

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