JOURNAL
親知らず抜く前と抜いた後

皆さま、こんにちは!
歯科助手の伊東です。
本日は親知らずについてご紹介いたします!
私自身、親知らずを3本抜いてます。
抜く前は不安や心配事が尽きませんでした。
そもそも何をされるのか、痛みはないか、その後のケアはどうすればいいのか・・・。
そんな同じ不安をお持ちの皆さまにぜひこのお話を読んでいただければと思います。
抜くのが不安なあなたへ
― 親知らず抜歯の“前と後”、どう過ごせばいい? ―
「親知らず、抜きましょうか」
このひと言にドキッとした経験、ありませんか?
抜歯=“痛そう・怖そう・腫れそう”というイメージをお持ちの方も多いと思います。
実際に、抜歯の難易度や症状には個人差がありますが――
“正しく備えて、正しく過ごす”ことで、不安も不快感もぐっと減らすことができます。
今回は、THE DENTALでもよく聞かれる
「親知らず抜歯の前後ってどう過ごせばいいの?」という疑問にお答えします。
【抜歯“前”のポイント】
① 予定を立ててから臨みましょう!
親知らずの抜歯後は、個人差はありますが数日程度の腫れ・痛み・違和感が出ることがあります。
そのため、
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大事な仕事や試験の直前
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海外旅行の直前
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スポーツイベントの前
などは避け、余裕のあるスケジュールでご予約いただくのがおすすめです。
特に初めての親知らず抜歯の方は、週末や連休前などが安心です。
② 食事類は“抜歯の後”を見越しておく
抜歯後は、数時間〜数日ほど硬いもの・熱いもの・刺激物を避ける必要があります。
前日〜当日に、
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おかゆ、やわらかいうどん、スープ
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ゼリーやプリン
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冷やした豆腐や卵料理
などを用意しておくと安心です。
③ お風呂・運動・飲酒は?
当日は激しい運動・長風呂・飲酒はNGです。
血流が促進されて、出血や腫れが悪化することがあります。
体を温めすぎないよう、シャワー程度の入浴が理想。
飲み会やジム通いは、別日に調整しておくと安心です。
【抜歯“直後”の注意点】
① ガーゼは、しっかりかむ
抜歯後は止血のため、ガーゼを20〜30分ほど強くかみ続けてください。
すぐに外してしまうと、再び出血する原因に。
もしガーゼを外してまた出血してきた場合は、新しい清潔なガーゼやティッシュをたたんで再度かんでください。
② うがいは、しすぎない!
出血が気になって、うがいを何度もしたくなる方が多いのですが…
強いうがいやブクブクうがいはNG!
かさぶた(血餅:けっぺい)が剥がれてしまい、「ドライソケット」と呼ばれる激痛の原因になることもあります。
抜歯当日のうがいは、必要最低限&やさしく。
翌日以降も、処方されたうがい薬や水で優しくゆすぐ程度にしましょう。
③ 麻酔が切れるまでは、飲食に注意
麻酔が効いている間は、口の感覚が鈍っています。
この間に食事をすると舌や頬の内側を噛んでしまうリスクがあるので、感覚が戻ってから食べるようにしましょう。
また、当日は反対側の歯だけで噛むようにすると安心です。
【抜歯“後”の過ごし方(数日間)】
① 腫れるのは普通。慌てずに冷やそう
特に下の親知らずを抜いた場合、2〜3日目をピークに頬が腫れることがあります。
自然な炎症反応ですので、焦らず対応を。
✔ 保冷剤をハンカチに包み、10分冷やして10分休むを繰り返す
✔ 冷やしすぎ・長時間の冷却はNG(逆に治りが遅くなることも)
② 痛み止め・抗生物質は指示通りに
抜歯後には、痛み止めや抗生剤が処方されることがあります。
処方された場合は、医師の指示通り、決まった時間・回数を守って服用してください。
「もう痛くないからやめた」など自己判断での中断は、治りを遅くしたり、感染のリスクにつながります。
③ 傷口を“触らない”
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舌でペロペロ触る
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指で確認する
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歯ブラシでこすってしまう
これらはすべてNG行動。
かさぶた(血餅)がはがれてしまい、治りが悪くなります。
周囲はやさしく磨き、傷口そのものには触れないように意識しましょう。
【こんなときは歯科へご連絡を】
抜歯後に以下のような症状がある場合は、早めにご連絡ください:
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出血が長時間止まらない
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発熱や膿が出る
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お口が大きく開かない/飲み込みづらい
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痺れが長く続くなど
THE DENTALでは、抜歯後のフォローアップも丁寧に行っています。
何か気になることがあれば、遠慮なくお電話ください。
まとめ:正しく準備して、穏やかに回復を。
親知らずの抜歯は、不安がつきもの。
でも、正しい知識と準備があれば、安心して乗り越えることができます。
THE DENTALでは、
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抜歯前のカウンセリング
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丁寧な説明と画像診断
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抜歯後のアフターケア
まで、患者さまの不安を少しでも減らせるよう、サポート体制を整えています。
あなたの“一番奥”の歯に、静かな休息と、安心のケアを。
不安をひとつひとつ解消しながら、一緒に治療を進めていきましょう。