2025.07.20 診療コラム

「私がクリーニングを受けるなら、迷わず“エアフロー”を選びます。」

— 歯科衛生士が本気ですすめる、予防の新定番

こんにちは。歯科衛生士の八田です。

毎日、患者さまの口腔ケアに携わっている私たち歯科衛生士。
実はときどき、こんなふうに聞かれることがあります。

「先生だったら、どんなクリーニングを選びますか?」

答えは迷わず、エアフローです。
もし自分が患者としてクリーニングを受けるなら、もう絶対にこれ。
今回は、その理由を“ちょっと本音で”お話しします。

■ エアフローってなに?

エアフローとは、微細なパウダーを水と空気の力で歯に吹きつけ、
歯の表面にこびりついた汚れやバイオフィルム(細菌の膜)をやさしく取り除くクリーニング方法。

THE DENTALでは、世界中の歯科衛生士が信頼を寄せるEMS社のプロフィラキシスマスターを導入しています。

このエアフロー、ただの「汚れ取り」とはまったく次元が違うんです。

■ エリスリトールの力 — 虫歯予防にも、質の高い予防ケアを

THE DENTALでは、エリスリトールを主成分としたパウダーを使用しています。

このパウダーは、

  • 粒子が非常に細かく、歯や歯ぐきを傷つけない
  • バイオフィルムを徹底的に除去できる
  • エリスリトール自体が虫歯予防に効果的な成分

…という、予防ケアにとって理想的な特性を持っています。

さらに注目すべきは、プラーク(歯垢)の「質」までも変えてしまうということ。
エアフロー後は、再びつくプラークが「付きにくく」「悪さをしにくい」性質に変化すると言われています。

■ 自分が“受けたい”と思えるクリーニング

正直に言って、自分がスケーラー(歯石を取る器具)でのクリーニングを受けるとき、
「ちょっとチクチクするな」「終わった後に歯がざらつくかも」と思うこともあります。

でも、エアフローなら違います。

  • 歯の裏側も、きれいにつるん
  • 歯と歯ぐきの境目までやさしくケア
  • 術後の不快感がほとんどない
  • まるで“歯のエステ”のような感覚

最初に体験したとき、「えっ、こんなに気持ちよくていいの?」と本気で思いました。

■ バイオフィルムにアプローチできるという価値

毎日の歯磨きでは落としきれない“バイオフィルム”こそが、虫歯・歯周病・口臭の温床になります。

歯科衛生士として強く感じるのは、バイオフィルムを取り除けるかどうかが、その後の口腔環境を大きく左右するということ。

  • エアフローはこのバイオフィルムを非侵襲的に、徹底的に除去
  • 歯の表面を傷つけないので、再付着も起こりにくい

結果として、プラークの量が減るだけでなく、“質そのもの”を改善できるんです。

■ THE DENTALのこだわり

当院では、エアフロープロフィラキシスマスターを 2台導入し、器具やパウダーも患者さまごとの状態に合わせてカスタマイズしています。

矯正中の方やインプラントがある方など、
デリケートなケアが必要なケースでも、エアフローなら対応可能です。

「痛くない」「きれいになる」「気持ちいい」
——そのすべてが、私たちが自信を持っておすすめする理由です。

■ 最後に

“自分だったら、どうされたいか?”
それは、私が日々の診療で大切にしている問いでもあります。

だからこそ私は、患者さんにも、自分の大切な人にも、そして自分自身にも——
エアフローを選びます。

クリーニングが「歯を守るためのルーティン」から、
「ちょっと楽しみな時間」に変わってくれたら、嬉しいです。

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