2025.07.28 診療コラム

「違いは“さっぱり感”だけじゃない」

— ポイックウォーターで変わる、お口の細菌環境

こんにちは。歯科衛生士の八田です。

毎日のお口のケア、どんな洗口剤を使っていますか?

市販のマウスウォッシュには、爽やかな香りやスースーする清涼感で「磨いた気分」になれる商品が多くあります。でも、ポイックウォーターを知ると、きっとその感覚が変わります。
今回は、見た目も味もシンプルな「ポイックウォーター」と、ドラッグストアで手軽に手に入る「市販の洗口剤」、いったい何がどう違うのか?という疑問に、使用感や細菌への働き方から迫ってみます。

見た目も味も地味…なのに、もう手放せない?

ポイックウォーターは、見た目はただの透明な水。香料もアルコールも入っていないので、「え、これで効くの?」と思われる方も多いかもしれません。でも実際に使ってみると、独特のピリピリとした刺激(初期はややツンとする匂いも)とともに、口の中が“まるごとリセットされたような感覚”に驚く方が少なくありません。

それに比べて市販の洗口剤は、香料やアルコールで「使った感」がしっかりあります。味や匂いの強さに安心感を感じる人も多いですが、実際のところ、洗い流しているのは“細菌のもと”よりも、“その日の匂い”という場合も…。

細菌にどう効く?本気の“お口リセット”

ポイックウォーターの成分はとてもシンプル。精製水と塩、そして電気分解によって生まれた「高濃度の次亜塩素酸」です。
次亜塩素酸と聞くと、漂白剤を思い浮かべる方もいるかもしれませんが、ポイックウォーターに含まれるものは“人の体内でも作られる”レベルの濃度で、安全性も高く、口腔内の細菌を強力に分解・除菌してくれます。

実は、歯周病や虫歯の原因となるバイオフィルム(細菌の集まり)は、歯ブラシでは取り切れないほど粘着力があり、洗口剤の成分でも貫通しにくい構造になっています。
ですが、ポイックウォーターはこのバイオフィルムの“接着剤”のような成分を分解する力があり、口の中の「住みにくい環境」づくりをサポートしてくれます。

使用感の違いは、翌朝にわかる?

使った人が口をそろえて言うのは、「翌朝のネバつきがない」という感想。
夜、歯磨き後にポイックウォーターでしっかりうがいをすると、翌朝の口の中が圧倒的にスッキリしているという声が多数あります。これは、ポイックウォーターが口腔内の細菌をリセットし、寝ている間の細菌の増殖を抑えるからです。

市販の洗口剤は、強い香りで“さっぱりした気分”にはなりますが、根本的な細菌の量を減らすという点では効果が穏やか。アルコール成分が乾燥を引き起こし、逆に口臭の原因になることもあります。

歯科医院でしか買えない理由

ポイックウォーターは、市販では売っていません。歯科医院でしか取り扱えない理由のひとつは「鮮度」。
ポイックウォーターは生成してからの時間経過によって有効成分が減っていくため、品質を保ったまま届けるには“専門ルート”が必要なのです。

「ただの水のように見えて、実はハイテク」。
それがポイックウォーターの真の姿。医療機関限定というと特別感がありますが、それだけ“本気で細菌にアプローチする”ものとも言えます。

まとめ:爽快感ではなく、“効果”で選びたい

もちろん、市販の洗口剤がすべて悪いわけではありません。
ただ、日々の予防や歯周病ケアを本気で考えるなら、「口の中の状態を変えていける」ポイックウォーターという選択肢は、ぜひ一度試していただきたいものです。

当院では、ポイックウォーターを「200ml 1,650円(税込)」「500ml 3,300円(税込)」でご用意しています。
毎日のホームケアに取り入れやすいサイズ展開となっており、まずは試してみたいという方にもおすすめです。ご興味のある方は、お気軽にスタッフまでお声がけください。

見た目は水、でも中身は“お口のバリアシステム”。
本物の「使った感」は、翌朝の口の中にきっと現れます。

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