JOURNAL
歯磨きつい忘れちゃう
皆さま、こんにちは! 歯科助手の伊東です。
忙しい毎日を送る中で、ふと気づくと「昨日の夜、歯磨き…したっけ?」と首をかしげる。
そんな経験、ありませんか?
実は患者さまとお話ししていると、
「歯磨きって面倒で…」「つい忘れちゃうんです」
と正直に話してくださる方がとても多いんです。
歯科医院でこんなことを言ってもいいのかな?と、
少し申し訳なさそうにされる方もいますが――大丈夫です!
私たち歯科医療者だって、眠くて眠くて“今日は無理かも…”という日があるくらい。
完璧じゃなくて当たり前なんです。
だから今日は、
歯磨きが**“習慣の敵”になってしまう理由**、
そして気負わず続けるコツを、やさしくお話しします。
1. なぜ歯磨きはこんなに面倒に感じるの?
歯磨きはたった数分。
なのに、びっくりするほど“腰が重い”ことがありますよね。
実はこれ、サボりではなく 脳の仕組み に原因があります。
● ① 歯磨き=“リターンがすぐに見えない”行動だから
歯を磨いたからといって、
翌日突然白くなるわけでも、劇的に変化があるわけでもありません。
人間は「すぐに結果が出ないこと」への意欲が湧きにくい生き物です。
筋トレと似ていますね。
● ② 夜は特に“意志力”が残っていない
夜に習慣が続かないのは当然で、
脳の集中力・判断力は一日の中でほぼ使い果たされています。
「歯磨きめんどう…」は、
あなたの意志が弱いのではなく、
脳がもう休みたいだけなんです。
● ③ 歯磨きを“完璧にやらなきゃ”と思うと続かない
3分磨き、仕上げのフロス、うがい…
全部やろうと思うとハードルが高くなります。
完璧を求めるほど、習慣は続きません。
2. 面倒くささと戦わない。ゆるく続ける“習慣のコツ”
ここからは、今日からできる小さなコツをご紹介します。
どれも 完璧である必要ゼロ。続けられることが一番 です。
① ハミガキを「ついで」にする
習慣は“単独で存在”すると続きません。
でも「すでに毎日している行動」とセットにすると定着しやすくなります。
たとえば…
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お風呂から上がったら磨く
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夜のスキンケアの後に磨く
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朝のコーヒーを淹れたら磨く
いちいち「やらなきゃ」と考えなくても、“自動的に”始められるようになります。
② 歯ブラシは1本じゃなくていい
意外ですが、
家のあちこちに歯ブラシを置くと、歯磨きのハードルが下がります。
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洗面台
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キッチン
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リビング
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お風呂場
「見える場所にあると、思い出す」
「動かなくていいから、腰が軽い」
これだけで圧倒的に忘れにくくなります。
③ 眠すぎる日は“1分だけ”でOKにする
疲れ切っている日は、
1分だけ磨くと自分に許可を出してください。
1分でさえ面倒なら、
「洗口液で口をゆすぐだけでもOK」。
大切なのは、
ゼロにしないこと。
ゼロが続くと習慣は消えますが、
1ミリでも続ければ“習慣の線”はキープできます。
④ 好きな歯磨きアイテムを使う
人は“気分が上がるもの”は自然と続きます。
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香りが好きな歯磨き粉
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デザインが良い電動ブラシ
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泡立ちの少ないタイプ
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すっきり系・甘めのフレーバー
THE DENTALに来られる患者さまでも、
「歯磨き粉を変えたら急に続くようになった」
という方がとても多いです。
自分の好みを知るのは、立派な予防の第一歩です。
⑤ 夜だけは“がんばる習慣”に決める
実は、
夜の歯磨き=一日の中で最も大切なケア。
歯科的には
「朝は軽く、夜はしっかり」
が最も合理的です。
朝は多少手を抜いても大丈夫。
夜だけ3分がんばる。
それだけでむし歯・歯周病のリスクは大きく減ります。
3. それでも続かない時は、歯科の力を借りてOK
習慣が乱れるのは当たり前のこと。
責める必要なんて一つもありません。
ただ、もし“磨けない日が続いてしまった時”は…
プロのクリーニングで一度リセットすると、とても楽になります。
バイオフィルム(細菌の膜)は、
実は歯磨きでは全部落とせません。
1〜2ヶ月ごとに歯科で整えると、
「自宅ケアがラクになる」という声をよく聞きます。
歯磨きのやり方も、
患者さまごとに“向いている方法”が違うので、
あなたに合うやり方を一緒に探すこともできます。
4. まとめ:歯磨きは“気楽に続けるもの”
歯磨きを忘れちゃう、面倒に感じる――
それは怠けではなく、人間らしさです。
大切なのは、
“続けられる形”にゆるく変えていくこと。
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ついで磨き
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家のいろんな場所に歯ブラシ
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眠い日は1分だけ
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お気に入りアイテム
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夜だけは丁寧に
どれも小さいことですが、
その積み重ねが大きな予防につながります。
THE DENTALでは、
あなたの“無理なく続くケア”を
これからも一緒に考えていきたいと思っています。











