JOURNAL
無断キャンセル、直前キャンセル及び度重なる日程変更、遅刻について
こんにちは、THE DENTALです。
いつも当院をご利用いただき、誠にありがとうございます。
本日は、患者さまにより安心して通っていただくために、
「なぜ診療が押してしまうことがあるのか」
そして
「度重なる日程変更や無断キャンセル、直前キャンセル、遅刻について、当院がお伝えしたいこと」
を、少し率直に綴らせていただきます。
書くべきか悩んだテーマではありますが、
来院してくださる皆さまにとって大切なお話だからこそ、誠実に共有したいと思います。
◆歯科治療は途中で区切ることができない――これが私たちの前提
歯科治療は、時間通りに進めることが理想です。
しかし実際には「ここで一旦やめましょう」と途中で区切れない処置が多く存在します。
虫歯治療であれば、削り始めたら中途半端に止めることはできません。
神経の治療ならなおさらで、途中で中断すると痛みが出たり感染のリスクが上がります。
つまり “予定時間を越えてでも終わらせなければならない治療” があるのです。
この積み重ねが、時に診療時間を押す原因になります。
◆治療が長引く理由①:体調が急に変わることがある
歯科は緊張が伴う場面も多く、
診療中に「少し気分が悪いです」とおっしゃる方は珍しくありません。
血圧や血糖の変動、貧血、寝不足など、さまざまな理由で体調は揺らぎます。
そんな時は、治療よりもまず患者さまの体調を最優先します。
もちろん、これにより治療が長引き、
後の時間帯の患者さまをお待たせしてしまうことがあります。
◆治療が長引く理由②:治療説明は削れない大切な時間
「今日の治療は何をするのか」
「なぜその治療が必要なのか」
「今後どんな選択肢があるのか」
これらを丁寧にお伝えすることは、治療と同じくらい重要です。
説明を短縮すると、不安が残ったり、次回の治療が十分な理解のもと進まなくなります。
そのため、押していても説明は省きません。
これは私たちのこだわりであり、誠意です。
◆時間通りに来てくださる方へ――心からの「申し訳なさ」と「感謝」
診療が押してしまう日は、
時間を守って来てくださった患者さまをお待たせしてしまうことがあります。
その時、私たちが抱くのは
“本当に申し訳ない”という気持ちと、
それでも来てくださることへの感謝。
・治療中に急なトラブルがあった
・緊急性のある処置が必要になった
・予想以上に複雑な治療だった
こうした状況は予測できず、どうしても押してしまう原因になります。
それでも、時間通りに来院される方を大切にしたい気持ちは変わりません。
院内では常に状況共有し、できる限り遅れを最小限にするべく、調整に全力を尽くしています。
◆ここからは、“日程変更・キャンセル”について少しだけ
歯科の予約枠は、ひとりの患者さまのために丸ごと確保しています。
そこには、器具の準備・滅菌・スタッフ配置・治療計画など、
多くの工程が組み込まれています。
そのため、
日程変更が続くと、他の患者さまが予約を取りにくくなる
という現実があります。
そして無断キャンセル、直前キャンセルの場合は、
その時間が丸ごと空いてしまい、
本来ご案内できたはずの患者さまが治療を先延ばしにせざるを得なくなることもあります。
これまで本当に多くの調整をしてきましたが、
それでも繰り返される場合は、
今後のご予約をお断りすることがある
という方針を取らざるを得ません。
それは決して“厳しくするため”ではなく、
“きちんと予約を守ってくださる患者さまを大切にするため” です。
◆公平に、誠実に、そして丁寧に
歯科医療は、患者さまひとりひとりの生活に直結するものです。
だからこそ、
「予約という約束」を守ってくださる方に安心して通っていただける環境を整えることは、
私たちの大切な使命です。
同時に、診療が押してしまうことがあるという現実を、
誠実にお伝えしておきたいとも思っています。
体調不良が起きることも、
追加の説明が必要なことも、
治療が区切れないことも、
すべては“患者さまの安全のため”。
そのうえで、
時間通りに来てくださる方を大切にしたい。
その思いで、スタッフ全員、毎日の診療に向き合っています。











