2026.02.13 診療コラム

コンティースとは?

皆さまこんにちは、歯科助手の伊東です。

少しずつ日差しがやわらぎ、季節の移ろいを感じるようになりました。新しい出会いが増えるこの時期、「前歯が気になって思いきり笑えない」「歯を失ってから人前で話すのが不安」というご相談をいただくことがあります。

歯を失ったとき、一般的な選択肢は3つです。

インプラント。
ブリッジ。
部分入れ歯。

どれも確立された治療法ですが、それぞれにハードルがあります。

「手術は避けたい」
「健康な歯を削りたくない」
「入れ歯は目立ちそう」

そんな声に応える新しい選択肢が、
**Conteeth(コンティース)**です。

■ コンティースとは?

コンティースは、三和デンタルが開発した新しい設計の義歯です。

ブリッジのように大きく歯を削る必要がなく、従来の入れ歯のような金属のバネもありません。

そして特筆すべき点は、発音を妨げやすい大きな床(しょう)がほとんど存在しない設計であること。

つまり、

安定感と自然さを両立させた、新しいタイプの取り外し式の歯なのです。

■ ブリッジとの違い

ブリッジは、失った歯の両隣を削り、連結した被せ物で補う治療です。安定性は高い一方で、健康な歯を削る必要があります。

コンティースは、基本的には大きく削る必要がありません。

※ただし、症例によっては安定性向上や沈下防止のために、レストシート形成など最小限の調整が必要になる場合があります。

それでも、歯への侵襲は非常に少なく抑えられます。

「残っている歯を守りたい」という方にとって、これは大きな意味を持ちます。

■ 入れ歯との違い

従来の部分入れ歯では、

・金属のバネが見える
・厚みがあってしゃべりにくい
・異物感が強い

といったお悩みがありました。

コンティースは、内側の厚みや面積をできる限り減らした設計になっています。そのため異物感が少なく、発声もしやすい構造です。

さらに、外側から金属が見えない設計のため、笑ったときにも目立ちにくいという特徴があります。

「入れ歯っぽく見えない」

これも大きな魅力のひとつです。

■ 3Dレーザープリンターによるチタン技術

コンティースのもうひとつの特徴が、3Dレーザープリンターによるチタン加工技術です。

従来では難しかった「小さくて薄い金属構造」を、金属積層技術によって実用化しました。

チタンは、

・軽量
・高強度
・変形しにくい
・金属アレルギーを起こしにくいとされる

といった特性があります。

このチタンを精密に加工することで、少ない面積でも安定感を保つことが可能になりました。

“薄いのに安定する”。

これが、従来の義歯との大きな違いです。

■ すべての方に適応するわけではありません

コンティースは画期的な選択肢ですが、万能ではありません。

歯の本数、歯周病の状態、噛み合わせ、欠損部位によっては適応できない場合もあります。

そのため、精密な診査と診断が重要です。

※症例によっては製作ができない場合もあります。

■ 「選べる」という安心

歯を失ったとき、「この方法しかありません」と言われると不安になりますよね。

でも、選択肢があるということは、それだけで安心につながります!

インプラントが最適な場合もあります。
ブリッジが良い場合もあります。
従来の義歯がベストなケースもあります。

そして、そこに新しく加わったのがコンティースです。

削る前に。
手術を決める前に。

一度、別の可能性を考えてみる。

それが将来の歯を守ることにつながるかもしれません。
ぜひ当院で一度ご相談をされるのはいかがでしょうか?
たくさんの選択肢がありご自身の希望通りになるかもしれません。

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