皆様こんにちは、歯科助手の雛田です。

何もしなくても歯がズキズキ痛む。夜も眠れないような痛みに襲われて歯医者に行くと「神経まで虫歯が進んでいます。根の治療が必要です。」と言われた経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか？

「神経を取る治療が必要です」と言われると、不安になって当然です。
けれど根管治療は、“歯を抜かずに守る”ための大切な治療です。

当院では患者様の不安を最小限に、そして治療の精度を最大限に引き出すため、最先端の医療機器を活用しながら、根管治療に取り組んでいます。見えない部分だからこそ、技術と設備、そして丁寧な説明が欠かせません。

今回は根管治療の流れから、実際によくある質問まで、わかりやすくお伝えします。歯の神経を守りたい、歯をできる限り長持ちさせたい。そんなあなたの参考になれば幸いです！

根管治療って、どんな治療？

根管治療とは、虫歯などで細菌に感染した「歯の神経（歯髄）」を取り除き、内部を清掃・消毒し、密閉する治療のことです。

歯の中には細い管（＝根管）が何本も通っていて、その中に神経や血管が入っています。この細い根管の中を丁寧に掃除して、再び菌が入らないように封鎖する…そんな“見えない場所”の繊細な処置が必要なのです。

どんなときに根管治療が必要？

• 虫歯が深く進行している

• 歯がズキズキ痛む

• 過去に治療した歯が再び腫れてきた

• 歯の根の先に影がある（レントゲンで判明）

などのケースで、根管治療が選択されます。

症状が出ていなくても、レントゲンで根の病変が見つかることも。定期的なチェックの大切さも、ここにあります。

治療の流れは？

1. 診査・診断
   　レントゲンやCTを撮影し、根の状態を確認します。

2. 感染した神経の除去
   　麻酔をして、痛みを抑えながら治療を行います。

3. 根の中を洗浄・消毒
   　特殊な器具と薬剤で、感染源を丁寧に取り除きます。

4. 薬剤で密閉（根管充填）
   　再感染を防ぐため、根管内に薬剤をしっかり詰めます。

5. 被せ物で補強
   　神経を取った歯はもろくなるため、クラウンなどで保護します。

◎よくあるご質問◎

Q：神経を取ると歯が弱くなるの？
A：神経がなくなると歯への栄養供給が止まり、乾燥して割れやすくなります。そのため、被せ物でしっかり補強することが大切です。

Q：何回通えばいいの？
A：感染の程度によって異なりますが、2〜4回程度が一般的です。

Q：痛みはありますか？
A：麻酔を使用するため、治療中の痛みは最小限。術後に違和感が出ることもありますが、数日でおさまることが多いです。

歯を「長く使う」ために

私たちは、できる限り「自分の歯」で食事や会話を楽しんでいただくことを目指しています。根管治療はそのための重要なステップ。

THE DENTALでは、快適な診療空間、ふわふわのマットレスを使用したテンピュールの治療チェア、最先端機器を駆使しながら、治療そのもののストレスも最小限に抑えられるよう心がけています。

「できるだけ歯を残したい」「不安だから、きちんと説明してほしい」
THE DENTALでは、皆様に安心して治療を受けていただけるよう今後の治療計画などをお伝えし、患者様も一緒に理解を深めながら治療を行なっていきます。少しでもご不安なことや不明点がございましたら、お気軽にご相談くださいね！