JOURNAL
歯医者で撮るレントゲン
            皆さま、こんにちは!
歯科助手の伊東です。
今回は歯科で撮影するレントゲンについてご紹介いたします!
レントゲンの“見えない安心”
― 定期撮影の意義 ―
「歯医者でレントゲンを撮るとき、ちょっとドキドキする…」
そんな声を耳にすることがあります。
確かに、レントゲンは目に見えない放射線を使う検査。
でも、実は歯や骨の健康を守る“見えない安心”の源でもあるのです。
■ 見えないところこそリスクが潜む
私たちの歯や顎の骨の中では、目に見えないトラブルが静かに進行することがあります。
・小さな虫歯が歯の間に潜んでいる
・歯の根の奥に感染が広がっている
・顎の骨にわずかな吸収や炎症がある
こうした変化は、肉眼や触診だけでは発見できません。
特に初期の虫歯や歯周病は、自覚症状がほとんどないため、気づいたときには進行していることも。
定期的なレントゲン撮影は、“目に見えないリスク”を早期にキャッチするための検査なのです。
■ 定期撮影のメリット
1. 早期発見で治療を最小限に
小さな虫歯や骨の変化を早く見つけることで、
削る範囲を最小限に抑えられます。
神経を残せたり、歯を抜かずに済む可能性も高まります。
2. 将来のリスクを予測
歯並びや顎の骨の状態も確認できます。
矯正治療や親知らずの抜歯、インプラント治療の計画にも役立ちます。
3. 治療後の経過確認
根管治療や歯周病治療の後も、骨や歯の変化を定期的にチェックできます。
目に見えないところを見守ることで、再発や新たなトラブルを未然に防ぎます。
■ 被曝は最小限に、安全に
「放射線が怖い」と感じる方もいるかもしれません。
でも、現代の歯科用デジタルレントゲンは、従来の1/10〜1/20程度の被曝量で済む機器がほとんどです。
胸部レントゲンや自然界で受ける放射線量と比べても、非常に微量です。
さらに、THE DENTALでは**鉛の防護エプロンやコリメータ(狭い範囲だけ照射する装置)**を使用して、患者さんへの被曝を最小限に抑えています。
安心して検査を受けていただける体制が整っています。
■ 小さな変化を見逃さない、未来のために
虫歯や歯周病は、初期のうちはほとんど症状がありません。
気づいたときには痛みが出て、治療が複雑になることもあります。
定期的なレントゲンは、「見えないところを守る」ための投資です。
痛みがなくても、未来の自分の歯を守るために、定期的にチェックすることが重要です。
■ THE DENTALのアプローチ
当院では、患者さん一人ひとりのリスクに合わせて、
・撮影頻度
・撮影範囲
を調整しています。
また、レントゲン画像は患者さんにもご覧いただき、
「ここが小さな虫歯になりかけています」
「骨のこの部分を注意して見ていきましょう」
と丁寧に解説。
単なる撮影ではなく、**「理解と安心を届けるツール」**として活用しています。
■ まとめ ― 見えない安心が未来の笑顔を守る
レントゲンは、怖いものでも痛いものでもありません。
それは、あなたの歯と骨を長く健康に保つための見えないパートナーです。
定期撮影で小さな変化をキャッチし、
必要な治療を最小限に。
将来の歯を守る、賢い選択です。
「痛くなってから」ではなく、
「痛くなる前に」チェックすること。
それが、健康な笑顔を長く保つ秘訣です。











