JOURNAL
歯が痛くなってから歯医者に行く?
皆さま、こんにちは!
歯科助手の伊東です。
今回は「歯医者に行くのは痛くなってから?」という長年の疑問についてご紹介いたします!
歯医者に行くのは痛くなってから?それとも…?
「歯が痛くなったら、歯医者へ行く。」
多くの人がそう考えています。
でも、もしその“痛み”が出る頃には、もう治療をしなければならない状態だとしたら——?
歯科医院として長年患者さんと向き合っていると、「もっと早く来てくださっていたら…」と思う瞬間が、実は少なくありません。
今日は、そんな「歯医者に行くタイミング」について、お話しします。
■ “痛み”は、すでにサインの終盤
虫歯も歯周病も、初期のうちはほとんど自覚症状がありません。
「しみる」「痛い」と感じたときには、歯の内部まで菌が入り込んでいたり、神経が炎症を起こしていたりすることが多いのです。
つまり“痛み”とは、体が発する最後のSOS。
たとえるなら、車のエンジンランプが赤く光ってから修理工場に行くようなもの。
その時点では、すでに何かしらのトラブルが進行しています。
■ 定期検診は「未来の痛み」を防ぐ時間
歯科の定期検診というと、「虫歯がないかチェックするだけ」と思われがちですが、本当の目的はもう少し深いところにあります。
それは、“痛みのないうちに”異変を見つけ、“悪くなる前に”止めること。
プロの目と機器を使えば、初期の変化を正確に見極めることができます。
また、普段の歯磨きでは落としきれないバイオフィルム(細菌の膜)を除去することで、歯ぐきが引き締まり、虫歯や歯周病のリスクをリセットできます。
歯を「治す」場所ではなく、「守る」場所へ。
それが、今の歯科のスタンダードです。
■ 「忙しくて行けない」が招く連鎖
多くの方が言われます。
「痛くないし、時間が取れなくて。」
その気持ち、よく分かります。
けれど、“今痛くないから”という理由で先延ばしにすると、
結果的に「時間も費用も痛みも」何倍にもなることがあります。
例えば、小さな虫歯の段階で治療すれば1回で済むところ、
放置して神経まで達すると、根の治療に数回、さらに被せ物の製作まで必要になります。
つまり、“行くタイミング”を誤ると、通院時間も痛みも、そして費用も増えてしまうのです。
■ 定期検診は、歯の“メンテナンスサロン”
THE DENTALでは、定期検診を「ただのチェック」ではなく、
“歯のメンテナンスサロン”と考えています。
専用のチェアはテンピュール素材で、長時間座っても身体が疲れにくく、
クリーニング中は多くの方が「気持ちよくて眠ってしまいました」と言われます。
使用しているエアフローは、歯面を傷つけずに着色やバイオフィルムを除去する最新の機器。
衛生士が一人ひとりの口腔環境に合わせたケアを行い、終わったあとには、まるでリセットされたような爽快感が広がります。
「痛くないから行かない」ではなく、「痛くなる前に行きたくなる」。
そんな歯科体験を、私たちは目指しています。
■ “未来の自分”のために、今できること
歯の治療は「今の不快感を取ること」だけが目的ではありません。
10年後、20年後も、自分の歯で美味しく食事を楽しむための“投資”でもあります。
歯は一度削ると、二度と元には戻りません。
けれど、削らずに守ることは、今すぐにでも始められます。
「痛くないけど、そろそろ行っておこうかな。」
そう思った瞬間が、ベストなタイミングです。
■ まとめ
歯医者に行くのは、痛くなってからでも遅くはありません。
けれど、「痛くなる前に行く」ことで、治療の必要そのものを減らすことができます。
定期検診とは、“未来の自分”と約束を交わす時間。
小さな習慣の積み重ねが、いつまでも自然な笑顔を支えてくれます。
THE DENTALでは、あなたの歯の“未来設計”を一緒に考えます。
「痛みがなくても、行っていい」——その一歩が、健康の新しいスタンダードです。











