JOURNAL
痛くない治療
皆さま、こんにちは!
歯科助手の伊東です。
本日は痛くない治療についてご紹介いたします。
皆さまは歯科医院に対し行きたくない、怖い・・・。そんな感情を一度は持たれたことはございませんか?
私は歯科医院に勤めながらも以前は歯医者さん嫌いで予約をしていても当日やっぱり行きたくない、と度々日程変更をするタイプでした。
なぜ行きたくないのか?と考えた時に痛い思いをするのは嫌と結論に至りました。
当院で行なっている痛くない治療は何があるかな?と思い今回の議題に挙げさせていただきました!
ぜひ最後までご一読ください!
“痛くない治療”を支える見えない努力
「歯医者=痛い」というイメージ。
それを変えたいと思ったのは、私たちが歯科医療に携わって以来ずっと抱いてきた想いです。
多くの方が、「痛くないなら行きたいのに・・・」と口にします。
つまり、痛みそのものよりも、“痛いかもしれない”という不安が、人を遠ざけているのです。
THE DENTALでは、その不安を取り除くために、目には見えない多くの工夫と技術を積み重ねています。
今日は、その“静かな努力”についてお話しします。
■ 痛みを感じる前に、痛みを防ぐ
麻酔が「痛い」と感じる理由の多くは、針を刺す瞬間と、薬液が入るときの圧力。
THE DENTALでは、まずこの“最初の一歩”から、丁寧に変えています。
注射の前には、表面麻酔のジェルを塗布。
数分間、粘膜をやさしくしびれさせることで、針が入る感覚をほとんどなくします。
さらに使用する麻酔針は極細のタイプ。
痛点を避けながら、角度と速度をミリ単位でコントロールして注入します。
温度にもこだわり、体温に近い麻酔液を使用することで、薬液が入るときの“圧の痛み”を最小限に。
患者さんの表情や呼吸の変化を見ながら、
「ここは少し待ちましょう」とタイミングを調整することもあります。
それは、ただの治療ではなく、“対話”のある医療だからです。
■ 痛みの記憶を、安心に変えるために
人は、過去の痛みを“記憶”しています。
「昔の治療が怖かった」「麻酔が効かなかった」という記憶は、心の奥に残り、次の通院へのハードルになります。
だからこそTHE DENTALでは、“安心の記憶”を上書きする体験を大切にしています。
診療チェアはテンピュール素材。
身体を包み込むように支え、緊張を和らげます。
光や音にも配慮し、眩しさや機械音をできる限り抑えた空間設計に。
治療中、衛生士やドクターは常に患者さんの反応を見守り、
「今から少し音がしますね」「麻酔が効いているか確認しますね」
といった言葉を一つひとつ丁寧に添えます。
ほんの数秒の声かけで、人の身体はリラックスします。
それが、痛みを軽減するもうひとつの“科学”です。
■ 精密さが、痛みを減らす
“痛みの少ない治療”は、優しさだけでは成立しません。
その裏には、精密な技術とデジタル機器の存在があります。
THE DENTALでは、**サージカルガイド(ストローマン社製)**を用いたインプラント手術を行っています。
これは、事前のCTデータをもとに3Dで位置を設計し、ミリ単位で正確に埋入できるガイド。
余分な切開や骨の損傷を避け、術後の腫れや痛みを大幅に減らすことができます。
また、口腔内スキャナーや高精度のレントゲンを駆使し、
“削る範囲を最小限に”する治療計画を立てます。
これは、痛みだけでなく歯の寿命を守るための努力でもあります。
■ 治療中の“無意識の緊張”を解くために
私たちは、痛みの原因のひとつが「緊張」であることを知っています。
身体がこわばると血流が滞り、麻酔の効きも弱くなりがち。
そのため、治療を始める前には、
「深呼吸を一度してみましょう」「首を少し楽にしてみてください」
と、リラックスのための小さな声かけを欠かしません。
また、治療チェアの角度や照明の位置も、一人ひとりの体格や姿勢に合わせて微調整。
これらは患者さんからは見えにくい部分ですが、
“痛くなかった”という体験を支える、確かな裏方の工夫です。
■ 痛くない治療の先にあるもの
「痛くない」ということは、単に快適というだけでなく、
“安心して自分をゆだねられる”という信頼の証でもあります。
THE DENTALが目指しているのは、
“痛みを感じさせない治療”ではなく、
“痛みを感じる心配がない治療”。
そこには、患者さんとの信頼、技術の精度、空間のやさしさ、
そのすべてがバランスよく重なって、ようやく成立します。
痛くない、怖くない。
それが「特別なこと」ではなく「当たり前」になるように。
私たちはこれからも、見えないところで努力を続けます。











