皆様こんにちは、歯科助手の雛田です。

「虫歯になったら、削ればいい」そんなふうに考えていませんか？実は、治療をくり返すたびに歯は少しずつ弱くなり、老化していくことをご存じでしょうか。

歯は、一度削ると元に戻りません。詰め物や被せ物で補っても、天然の歯が持つ強さや神経の感覚は完全には再現できないのです。
そのため、治療の回数が増えるほど、歯はどんどん年をとっていくといえます。

⭐︎1本の歯を長く守るために知っておきたいこと

治療の連鎖って？

たとえば、小さな虫歯を削って詰め物をしたとします。
しかし詰め物の隙間から虫歯が再発すると、前より大きく削らなければなりません。
さらに進むと神経を抜いたり、土台を入れて被せたり。
最終的には抜歯に至ることもあります。

つまり、「治療は歯を守るため」でもありますが、同時に歯の寿命を少しずつ短くする行為でもあるのです。

歯を長く守るカギは予防

では、どうすれば再治療を減らせるのでしょうか。答えはシンプルです。虫歯や歯周病になる前にケアすることです。

毎日の歯磨きやフロスはもちろん大切ですが、どうしても落としきれない汚れがあります。
そんなときは、歯科医院での定期クリーニングが効果的です。
プロの手で汚れや歯石を取り除くことで、再治療のリスクを大きく下げることができます。

THE DENTALの考え方

私たちTHE DENTALでは、削らない・抜かないことを大切にしています。必要最小限の治療で歯の構造と神経を残し、再発を防ぐためのケアを行うのです。

また、金属を使わないペクトンコアなどの素材を選ぶことで、歯にかかる負担を軽くしています。
こうして1本の歯を長く機能させることが、私たちの目指す治療です。

⭐︎日常でできる簡単な予防

• やさしく磨く：硬いブラシや力任せの磨き方はNG。

• フロスや歯間ブラシを使う：磨き残しを減らし、虫歯を防ぐ。

• 酸性飲食物は注意：ジュースや炭酸、レモン水などは歯に影響します。

• 定期的なメインテナンス：小さな変化を早く見つけることが、歯を守る近道です。

未来の自分のために

再治療をくり返すことは、目に見えない歯の老化につながります。でも、日々のケアと定期的な歯科でのチェックで、このサイクルを止めることは可能です。

1本の歯を守ることは、噛む力や笑顔、食事の楽しみを守ることにもつながります。
小さな違和感に気づいたら、それは未来の自分を守るチャンスです。

THE DENTALでは、あなたの大切な歯を長く守るため、日々丁寧に診療を行っています。「再治療をくり返さない歯」を一緒に育てていきましょう。