JOURNAL
毎日の小さな習慣が、未来の歯をつくる
皆様、こんにちは。歯科助手の雛田です。
1歳後半から2歳頃になると、歯みがきの時間がまるで戦いのようになってしまうこと、ありませんか?あんなにおとなしく口を開けてくれていたのに、ある日を境に突然イヤイヤが始まる。それは、どのご家庭でも通る成長の証です。
けれど、保護者の方にとっては毎日のこと。
「虫歯が心配だけど、泣かせるのもかわいそう…」と悩む方も多いのではないでしょうか。
今日は、イヤイヤ期の歯みがきを少しでもラクに、そして楽しく続けるためのコツをお伝えします。
なぜイヤイヤ期に歯みがきを嫌がるの?
実は、子どもが歯みがきを嫌がるのにはちゃんと理由があります。
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「自分でやりたい」という自立心が芽生えている
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口の中に物が入るのが不快・くすぐったい
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親の表情や声のトーンで“緊張”を感じている
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歯ブラシを無理に入れられた経験がある
つまり、“イヤイヤ”の裏には、「できるようになりたい」気持ちや「怖かった記憶」が隠れていることが多いのです。
怒るよりも、まずは「そう感じるんだね」と受け止めることが、第一歩になります。
コツ①:歯みがきを「遊び時間」に変える
子どもにとって、楽しいは最強のモチベーション。
歯みがきを「義務」から「遊び」に変えるだけで、ぐっと前向きになります。
・お気に入りのぬいぐるみにも歯みがきをしてあげる
・歯みがきソングを流す(時間の目安にも◎)
・仕上げ磨きのあとは「ピカピカチェック」タイムを作る
小さな「できた!」の積み重ねが、自信と習慣を育てます。
最初は数本でもOK。全部みがくより毎日触れることを目標にしましょう。
コツ②:「自分でやる」を尊重する
イヤイヤ期の子どもは、コントロールされることを嫌がります。そのため、最初から全部親がやろうとすると抵抗されがちです。
おすすめは、「自分でみがく→ママ・パパが仕上げる」という二段構え。
「どっちの歯ブラシにする?」「ママとパパ、どっちがみがく?」といった選択肢を与えることで、子どもが自分で決めた感覚を持てます。自分で決めたことなら、案外すんなり口を開けてくれることも多いのです。
コツ③:仕上げ磨きの姿勢を工夫する
寝かせてみがくとしっかり見えるけれど、イヤイヤ期にはそれが拘束されているように感じてしまうことも。
・膝の上で抱っこしながら
・お風呂でリラックスした状態で
・絵本を読みながら、寝る前の流れの一部として
など、「安心できる姿勢」や「自然なタイミング」を探してみましょう。親が焦らないだけでも、子どもは驚くほど落ち着きます。
コツ④:褒め方はさりげなく
歯みがきができたときは、「すごいね!」よりも、
「お口がピカピカになったね」「○○ちゃんの歯、キラキラしてるね」と、結果より変化を褒めるのがおすすめです。
「自分の体を大切にするって、気持ちいいこと」
そんな感覚を、少しずつ心に残してあげましょう。
コツ⑤:完璧を目指さない
大切なのは、続けること。
一日くらい上手にみがけなくても大丈夫。
その分、翌日や食後のうがいでカバーできます。
むし歯はその日1日でできるものではありません。
長い目で見て「毎日少しずつ」が一番の予防です。
歯医者さんとの二人三脚で
どうしてもみがかせてくれない時期は、歯医者さんに頼るのも大切な方法です。定期的なクリーニングやフッ素塗布で、家庭でのケアをサポートできます。
THE DENTALでは、お子さまが怖がらず通えるよう、
明るい雰囲気づくりと楽しい体験を大切にしています。
「できたね」「がんばったね」と一緒に声をかけることで、
歯医者さんが怖い場所から楽しい場所に変わっていきます。
まとめ
イヤイヤ期の歯みがきは、「磨く時間」より「向き合う時間」。
うまくいかない日があっても、泣いてしまっても、それは親子が一緒に成長している証拠です。
「毎日完璧に」ではなく、
「今日もがんばったね」と笑って終われること。
それが、歯みがきを長く続けるいちばんのコツです。
⭐︎ THE DENTALでは、お子さまの年齢や性格に合わせた歯みがきアドバイスを行っています。
「どうしてもイヤイヤが続く…」そんなときは、一度ご相談ください。私たちと一緒に、お子さまの歯みがきの時間を、笑顔の時間に変えていきましょう!











