2025.11.29 お知らせ

なぜ歯並びは崩れる?大人の矯正が増えている理由

皆様、こんにちは。歯科助手の雛田です。

最近、「大人になってから矯正を始める人」がとても増えています。
実はTHE DENTALでも、矯正をご相談される患者さまの多くが20〜50代。「子どもの頃にやっておけばよかった…」と話される方もいれば、
「大人になって急に歯並びが気になりはじめた」という方も少なくありません。

では、なぜ歯並びは大人になってから崩れてくるのでしょうか?
その理由と、大人の矯正が支持される背景について、お話しさせていただきます。

大人になって歯並びが崩れる“意外な理由”

子どもの頃はきれいだったのに、
気づくと前歯が重なってきたり、隙間ができたり。
そんな変化の背景には、いくつかの要因があります。

1. 歯ぎしり・食いしばりによる力の偏り

現代人に非常に多いのが、無意識の噛みしめ。
ストレス、長時間のデスクワーク、スマホ姿勢などが影響し、
歯に想像以上の力がかかっています。

この力が一部の歯に集中すると、
歯が少しずつ動いてしまう → 歯並びの崩れにつながる
という流れが起こります。

2. 加齢とともに“骨”も変化する

歯が生えているのは“歯槽骨(しそうこつ)”という骨。
年齢とともに骨の密度が変わると、歯の支え方にも微妙な変化が起きます。
その結果、歯が前に倒れたり、隙間ができたりすることがあります。

3. 歯を失った後の放置

抜けた歯をそのままにしておくと、
隣の歯が倒れてきたり、噛み合う歯が伸びてきたりします。
これも歯並び全体の崩れの大きな原因。

4. 生活習慣・癖

  • 頬杖、片噛み、下を向く時間が長い(スマホ・PC)、舌の癖(舌で歯を押す)こうした“無意識の癖”が積み重なると、歯はゆっくり動いていきます。

大人になって矯正を始める人が増えている理由

では、なぜ今、大人の矯正が増えているのでしょうか。

.マウスピース矯正の進化で「目立たない」治療が可能に

「矯正=金属のワイヤー」というイメージは過去のものに。
透明で薄いマウスピースは、装着していてもほとんど気づかれません。
人前で話す仕事の方でも始めやすくなりました。

.デジタル技術の発達で治療がしやすい時代に

歯の動きを3Dでシミュレーションし、
治療の経過やゴールがイメージしやすくなっています。
“未来が見える”安心感が、後押しになっています。

3. 口元への関心が高まっているマスク時代の影響で、
「外した時の口元の印象が気になる」という声が増えました。
Z世代から40〜50代まで、幅広い世代が興味を持つようになっています。

.噛み合わせの大切さを知る人が増えた

歯並びは見た目以上に、噛みやすさ・健康寿命に影響します。
・奥歯への負担
・顎の疲れ
・肩こり
・虫歯・歯周病のリスク
こういったトラブルへの理解が深まり、
「将来のために今整えておきたい」という方が増えています。

矯正治療は大人でも遅くないどころか、むしろメリットが多い

「もう大人だから…」と遠慮される方もいますが、そんなことはありません。大人の矯正にはこんな良さがあります。

  • 自分の意思で丁寧に取り組める

  • 清掃習慣が安定していて結果が出やすい

  • マウスピースで生活への負担が少ない

  • 無理にスピードを求めず、精度を重視できる

むしろ、今だから整えられる歯並びも多くあります。
矯正治療はただ並べるだけの治療ではありません。
私たちが重視しているのは、

見た目 × 噛み合わせ × 長く続く健康

この3つがバランスよく揃うことです。

  • 精密検査による細やかな診断

  • 安定した横顔の設計

  • マウスピース・ワイヤー、両方の特性を理解した治療計画

  • 治療途中の繊細な微調整

一本一本の歯が本来の役割を果たし、
その人らしい自然な笑顔がつくれるように。
そんな“矯正の質”にこだわっています。

気になった時が、はじめどき

歯並びが崩れてきた理由は、
年齢のせいだけではありません。
毎日の積み重ねや癖、生活スタイルの変化が影響していることも多いのです。だからこそ、気になった今が一番のスタートライン。

「私の歯並びも整う?」
「マウスピースでできる?」
そんな小さな疑問でも、遠慮なくご相談ください。
当院では月に1回、第3日曜日に矯正専門医が無料相談を行なっております。ご予約お待ちしております。

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