何でも話せる。
治療も、治療以外も。そんな場所へ。
M. Takayasu
プロフィール
開業年月:2021年10月
出身地:埼玉県狭山市
好きな仲間と、好きな仕事をするために。
私の仕事は、歯科医師として治療を行うことだけではありません。
もちろん、病院の管理や運営も大切ですが、それを“仕事の中心”とは考えていません。
私が最も大切にしているのは、「一緒に働く仲間がどれだけ楽しく、前向きに仕事ができるか」ということです。
多くの歯科医院では、院長が「いかに効率よく患者さんを診察し、スタッフを配置し、1日を回すか」を重視しがちです。
しかし、その結果として院長主体の考え方に偏り、スタッフとの温度差が生まれ、離職につながるケースも少なくありません。私自身、そうした現場を数多く見てきました。
医療職は離職率が高いと言われますが、「もっとみんなが職場を好きになれる環境を作りたい」と強く思うようになりました。
そこでまず取り組んだのが、「一緒に働く仲間は、信頼できる知人のみを採用する」というルールです。
一般公募は行わず、友人やその紹介を通じて採用することで、自然と価値観の近いメンバーが集まりました。
スタッフを“友人”として見られるようになると、上司・部下という関係性を超えて、家族のような温かいつながりが生まれます。
若いスタッフから本気の意見をぶつけられることもありますが、そうした本音を言い合える職場こそ理想的だと考えています。
院長の役割は、「自分主体で考えること」ではなく、周囲を優先し、スタッフ同士が互いを思いやれる“より大きな組織”を作ること。
今では、仲間たちが本気で仕事に向き合う姿を毎日見られることが、何よりの喜びになっています。
「仕事が趣味です」とよく言っていますが、私にとっては出勤そのものが生きがいです。
また、治療して終わりではなく、治療した歯を長く大切に使っていただくことも重要です。
そのために、患者さんごとに適したメインテナンス頻度を設定し、ご自身では取りきれない汚れを除去するためのプログラムも徹底してご案内しています。
そして何より、皆さんの元気な姿を定期的に見られることも私の楽しみのひとつです。
歯石を取ることが目的になりがちですが、ここに来ることでモチベーションが上がり、セルフケアの大切さを年に数回しっかり再確認できる場にもなれば嬉しいです。
自分の信じる診療”を、自由に形にしたかった。
以前の勤務先では、経営方針や時間配分によって診療内容が決まってしまうことが多く、どれだけ患者さんに寄り添いたくても、限られた枠の中でしか対応できないもどかしさを感じていました。
「もう少し時間をかけて説明したい」「本当に必要な治療を一緒に考えたい」と思っても、現実的には難しい。そんな日々の積み重ねの中で、自分の理想と現実のギャップに苦しむようになりました。
患者さんにとって、歯科医院は“治療を受ける場所”であると同時に、“信頼できる人に相談できる場所”であってほしい。
しかし、システム優先の環境では、患者さんの不安に寄り添う余裕がなくなり、いつの間にか「効率」を中心に考えるようになってしまう自分に気づきました。
そのとき初めて、「自分の軸を持った診療をしなければいけない」と強く感じたのです。
そして、経営や時間に縛られず、治療方針を自分の目で決め、患者さん一人ひとりと真摯に向き合える歯科医院を作りたいと思いました。
“どうすれば患者さんが心から安心できるか”“スタッフも誇りを持って働けるか”をゼロから考え抜き、2021年10月に開業を決意しました。
開業にあたって決めていたのは、「どんなに忙しくても、初診の方とはしっかり時間を取って話す」ということ。
歯科は多くの方にとって、行くだけでも少し勇気がいる場所です。
初めての来院でいきなり治療を始めるのではなく、まずは60〜90分ほどのカウンセリング時間を設け、医療面接・診査診断・治療方針の共有、不安のヒアリングなどを丁寧に行っています。
もちろん、その間に費用をいただくことはありません。
治療の相談をして“納得して次に進める”ことの方が、相談せずに後悔するよりもずっと意味があると思うからです。
私が目指しているのは、“歯を治すだけの場所”ではなく、“なんでも話せる場所”。
歯のことだけでなく、生活のこと、趣味のこと、ちょっとした悩みでも話せる関係性を築くことで、初めて本当の信頼が生まれると感じています。
今では「ここなら安心して通える」と言っていただけることが、何より嬉しい瞬間です。
これからも、歯科医師としての技術と、人としての温かさ、その両方を大切にしていきたいと思っています。
当たり前のことだから、を大切に。
私が日々心がけているのは、たった3つの「当たり前」です。
挨拶は必ず目を見てすること。
手伝ってもらったら必ず「ありがとう」と伝えること。
呼ばれたら立ち止まって「はい」と返事をすること。
一見どれも当たり前のようですが、実際にはなかなかできていない人も多いものです。
こうした小さな積み重ねこそが、信頼関係を築く一歩になると思っています。
歯科の仕事はチームで成り立っています。
だからこそ、コミュニケーションを何より大切にしています。
昼休みに一緒に食事に出かけたり、仕事終わりにご飯へ行ったりと、業務外の時間もチームづくりの大切な場です。
スタッフ同士の連携が取れていると、無駄な不安が減り、治療にも集中できます。
その結果、より良い医療を提供できるのです。
日々の小さな気配りや挨拶が、患者さんにもスタッフにも安心感を与える基盤になると感じています。
楽しいことも、辛いことも。
以前の職場で出会った患者さんが今も通ってくださったり、引っ越し後も遠方から来てくださったりすることは、何より嬉しいことです。
歯科医師と患者さんの関係は一度きりではなく、長く続くことが多いため、他の仕事以上に深い信頼関係を築けると感じています。
また、幼稚園の頃から通っていた子どもがランドセルを背負って来院した時など、成長を間近で見られる瞬間も特別です。
治療面では、特に難しい症例ほど印象に残ります。
例えば、口が「指2本分」しか開かない方の奥歯治療などは、私たちにとっても大きな挑戦です。
そうした場合は、世界最小の切削機器や特殊な開口保持器具を用いるなど、最適な方法を探りながら一緒に乗り越えていきます。
新しい機材や技術に触れながら、患者さんにとって最善の治療を追求することが、私の楽しみでもあります。
趣味は、時に強力な話のきっかけとして。
夏になると、患者さんから「焼けましたね」と言われることがありますが、実は年中、日焼けする趣味をやっています。
特にバイクが大好きで、昔はサーキットを走っていましたが、今は腰を気遣いながらアドベンチャータイプやクルーザータイプでゆったり走るスタイルに。
過去には事故で何箇所も骨折しましたが、それでもやめられないほど魅力的な趣味です。
スキューバダイビングも好きで、日本各地や海外の海を潜っています。
地球の歩き方というガイドブックがあるのはみなさんご存知かもしれませんが、地球の潜り方というスキューバ専門のガイドブックも存在します。
ここ最近ではモルディブで体験した、透明度30m超の海でサメの群れに囲まれる瞬間は忘れられません。
冬はスノーボードに熱中し、北関東や東北、北海道まで自走で出かけています。ニセコでコース外のツリーホールにハマったときは、さすがに本気で命の危険を感じました。
また、旅も大好きで、長期休暇には世界中を巡っています。
JALマイラー赤組としてマイルやポイントを集め、「ライフステータスポイント」6スター獲得を目指しています。
次はスペイン、スイス、トルコへ。ダイビングではパラオとグレートバリアリーフも目標です。
こうした趣味は、患者さんとの会話のきっかけにもなります。
海外経験のある方や、ワイン・時計・ファッションなどに詳しい方とも話す機会が多く、学びながら楽しく交流しています。
知らないことは徹底的に調べ、話題を共有できるよう努めています。
自分のことだけを考えていた時期もありましたが、娘が生まれてからは乳幼児期の大切さをより深く考えるようになりました。
育児中のママさんやパパさんとも、子育てのお話ができたら嬉しいです。











