JOURNAL
気付いたらある口内炎
気付いたらそこにある
口内炎を経験していない人なんていないだろうというくらい、誰しもが口内炎に悩まされたことがあると思います。
好きなものを食べたいと思っても、染みたり痛くて美味しく食べられないのはツラいですよね・・・。
口内炎はいくつかの種類に分けられ、さまざまな原因が考えられます。
意外と知らない口内炎の種類
・ストレスや疲れ、睡眠不足、栄養不足でできるもの(アフタ性口内炎)
これが一般的に多く見られる口内炎です。
免疫力の低下や、栄養不足は特にビタミンB2の欠乏によると考えられています。
・粘膜にできた傷でできるもの(カタル性口内炎)
食事のときに頬の粘膜を噛んでしまった傷や、入れ歯・矯正器具が粘膜に接触してできた傷でできてしまうものです。
・ウイルスや細菌の増殖でできるもの(ウイルス性口内炎)
よく聞くものでは、単純ヘルペスウイルスの感染が原因でできるものがあります。
主に唾液などの接触感染や飛沫感染によって感染します。
またカビの一種で口腔内常在菌のカンジダ菌は免疫力が低下すると増殖し、これによって口内炎ができることもあります。
・その他病気などに関連のあるもの
その他にも食べ物や薬物、金属のアレルギー反応で口内炎ができることもあります。
またなかなか治らなかったり、範囲が広いとき、何度も何度も再発するときは病気の可能性もあるので検査をした方が良いでしょう。
正しい生活習慣が大切
偏った食生活で口内炎ができることがあります。
皮膚や粘膜の健康を支えるビタミンB2・B6・Cが予防に効果的です。
・ビタミンB2
魚介類、肉類、藻類など
・ビタミンB6
魚介類、肉類(肝臓)、卵類など
・ビタミンC
果実類、野菜類、いも及びでん粉類など
逆にビタミンを壊してしまうものに、アルコール・紙タバコ・糖分の多いお菓子が挙げられます。
これらを過剰にとることは控えるようにしましょう。
また風邪や疲れなどで免疫力が低下していると、口内炎になりやすくなります。
睡眠不足などの不規則な生活はストレスや疲れを招くことになります。
忙しい中でも定期的に生活習慣を見直し、健康な生活を心がけることがポイントです。
心がける気持ち
忙しい生活の中で、食生活から睡眠習慣まで全てを完璧にすることはできません。
ですが、心がける気持ちがあるだけでも生活は変わってくると思います。
身体全体の健康につながっていくことなので、一度生活を見直してみるといいかもしれません。
歯科衛生士 小川