JOURNAL
究極の先に見えるもの
当院の代表はミニマリストです。
歯科医院の至る所をミニマリズムにまとめこだわり尽くしています。
そして、なんと、レントゲン室にもミニマルを求めた結果出会ったのが、
『ベラビューx800』というミニマリストの心くすぐるレントゲン写真です。
当院が誇るレントゲン『ベラビューx800』
New Frontier of the X-ray
のご紹介をいたします。
ベラビュー X800は、CT撮影に加えパノラマ/セファロ撮影を1台で可能にした
All-in-oneタイプのX線診断装置です。
兎に角、高解像度です。(ボクセルサイズ80µmのCT撮影を実現しました)
CT撮影は、水平にX線を照射することで、アーチファクト(実際の物体ではない二次的に発生した画像)の少ない画像の撮影が可能となりました。
さらに、高精細な360度CT撮影モードと、
ハイスピードで低照射線量の180度CT撮影モードを搭載し、
診断目的に合わせた撮影を⾏うことができます。
下記で詳しくご説明していきます。
【CT】X線水平入射
従来、CTとパノラマの複合機では、パノラマ撮影での障害陰影の低減のため
X線を打ち上げて入射させることが多いです、が!
CT撮影においては、X線が被写体にまっすぐ水平に入ると綺麗に撮影することができます。
そのためVeraview X800のCT撮影では、X線を水平入射、
パノラマ撮影では、約5度の打ち上げ角度にてX線を入射させます。
【CT】ズーム再構成機能 ~一度撮影したデータをフル活用できます~
ズーム再構成機能とは、大きいサイズ(125μm)で撮影したデータの気になる部分を
ボクセルサイズ80μmに再構成した上で見られる機能です。
画像データをただズームアップするわけではなく、解像度を上げた状態で見ることが出来ます。
【パノラマ】AFP機能 ~ピッタリフォーカス!?各領域ごとにピントを合わせます~
Veraview X800では、断層撮影をより有効に使用します。
撮影した画像データからそれぞれピクセル単位でピントの合った画像を合成し1枚の撮影画像データとして表示します。これが、
AFP(アダプティブフォーカスポイント)=全顎自動焦点補正機能です。
【Veraview X800】照射線量をコントロール ~診療計画、患者さんに合わせて~
患者さんにとって、治療に役立つとわかっていても
「被ばくが気になって撮影がいやだな」
と感じられている方もいらっしゃるかと思います。
そこで・・・患者さんの気持ちに寄り添う機能を搭載いたしました。
【CT】歯列弓に合わせた撮影領域(Dental Arch FOV)
歯列弓に合わせて撮影するので、被ばくを最低限に抑えています。
【CT】X線の照射線量をコントロール(Dose Reduuction 機能)
X線を透過しやすい部位へは照射線量を下げて撮影、
最大40パーセント低減できます。
【CT】先に紹介したズーム再構成機能
再撮影によるリスクを減らします。
【パノラマ】小児モード
顎の小さい患者さんや小児患者さんには撮影範囲を狭め、
被ばく線量を低減できます。
デザインに
【セファロ】部分セファロ
3パターンからカットする領域を選択でき、被ばく線量を低減できます。
歯科での放射線量はとても微量ですが、さらに低減できることをご説明いただければ、ご不安な患者さんの気持ちに寄り添うことができるかもしれません。
【Veraview X800】対面位置付け、フラットな足元 ~バリアフリーを目指して~
従来のX線診断装置との違いは機能だけでなく、外観もシンプルでミニマルで良いですね。
バリアフリー構造の為、車椅子の患者さんもそのまま撮影していただけます。
「低被ばくかつ高画質」にこだわり続け、パノラマ撮影器開発40年以上の歴史の集大成として登場したVeraview X800は、当院が求めるミニマリズムにまさに一致しています。
自信を持って採用して良かったと思える機械です。
歯科衛生士 寺尾