2022.05.13 診療コラム

歯を抜くことがことが不安な方へ

こんにちは歯科衛生士の松本です。
抜歯が不安!
<歯を抜く前・後・知っておきたいこと>
抜歯は、誰にとっても不安でつらいもの患者さんの歯を抜く緊張を少しでもやわらげることができたらいいなということで今回は『抜歯のまえ・あと』についてのお話です。

抜歯が必要なのはどんなときなのか
①修復不可能・虫歯や歯周病がすすみ、膿が周りの歯におよんでいたり、歯を支える骨がこわれてしまっている。治療するには手遅れになってしまっている場合
②となりの歯や周りの骨に悪影響 ・横向きに隣りの歯を押す親知らずや大きく縦に割れてしまった歯は、そのままにするとまわりに被害をもたらします。(親知らずは生え方によって磨きにくく、虫歯や腫れやすいんです!!)
③矯正・入れ歯・治療効果が安定し、良い状態を保つため計画的に抜歯を行うことがあります。④炎症を取り除くため・虫歯、歯周病、親知らずが歯肉に覆われているための炎症で、口やあごの骨、全身に影響があるとき、治療しても繰り返し腫れてしまう場合など。

◆抜歯前にチェック!!
血液サラサラのお薬は飲んでない
・血液をサラサラにするお薬を服用している方は血が止まりにくくなります。事前に医師に伝えて下さい。また、抜歯をするからといって薬の服用を止めるのはさらに危険です。自己判断で薬を飲むのをやめないでください.
骨粗鬆症のお薬は飲んでない
・骨粗鬆症のお薬を服用していると抜歯をしたときに骨が壊死する可能性があります。場合によっては、お薬をストップする場合がありますので必ず相談しましょう。
怖い!!方、教えて下さい
・恐怖心が強いと気が遠くなったり、麻酔で気分が悪くなったり、倒れてしまうことがあります。恐怖心が強い方は、院長、歯科医院スタッフにご相談ください!
発熱、二日酔いしてない?
・「抜歯ごとき大丈夫」と思う方もいると思いますが、抜歯は「外科手術」です。体に大きな負担がかかります。体調はキズの回復にとても重要になります。前日はしっかり睡眠をとって体調を整えてから挑みましょう!
予約日時、よく考えましょう
・抜歯後に痛みが強く出たり、出血が止まらなかった時に連絡できるよう、できれば抜歯の予約は休診日の前日を避けたり、午前中に予約がおススメです。

また、抜歯の後は麻酔が効いていたり出血を避けるために予定を入れるのはやめましょう。

女性の方は生理日に出血しやすい傾向があるので、避けるとよいです。炎症はないですか?

「親知らずが痛いので今日抜きたいです」と言う方は結構いらっしゃいます。

実は炎症がおきている時に抜歯を行うと、麻酔が効きにくかったり、抜いた後に痛みや出血が多くなってしまいます。
・抗生物質を服用して炎症を抑えてから抜歯をするようにしましょう。

抜歯の後はこんなことに気をつけてください。

ブクブクうがいNG!!
・抜歯をしたところに溜まった血液のかたまり(血餅)は傷口を守ってくれるとても大切な役割があります。これが取れてしまうと骨が露出してひどい痛みの原因になります。

お薬の服用を忘れないでください。抜歯後、早めに鎮痛剤を飲むことをおススメします。痛み止めは効くまでに時間がかかります。
・また、痛みが強くなってから飲むと聞きにくくなってしまいます。痛くなる前に我慢せず服用することが大切です。抗生物質は処方された量を決まった時間に( 通常8時間毎 )飲み忘れに注意し、きちんと飲みきるようにしましょう。
運動、入浴、飲酒、たばこは我慢!
・運動、お風呂、お酒は血行をよくしてしまうので、再び出血したり痛みが出てしまいます。お風呂はシャワー程度がおススメです。
・たばこは逆に血行を悪くします。治りが遅くなったり、傷口を守ってくれる血餅が形成されにくくなってしまうので、禁煙することが望ましいです運動、入浴、飲酒、たばこは我慢!
・運動、お風呂、お酒は血行をよくしてしまうので、再び出血したり痛みが出てしまいます。お風呂はシャワー程度がおススメです。
・たばこは逆に血行を悪くします。治りが遅くなったり、傷口を守ってくれる血餅が形成されにくくなってしまうので、禁煙することが望ましいです!

気になることや不安なことがありましたらお気軽にスタッフまたはドクターにお訪ねください。最後までお読み頂きありがとうございます。当院は口腔外科のドクターがいますので安心してお任せください。

 

 

 

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