JOURNAL
良い歯科医院を考える。
こんにちは。代表の高安です。
かれこれ、池尻大橋の東山に開院してからもうすぐ1年が経ちます。
今まで色々な方が来院していただき、本当にありがとうございます。
これからも初心を忘れずに日々精進して参ります。
告知ですがInstagramで毎週木曜日にスタッフの日常を3枚ずつ上げておりますので是非フォローをお願いします。
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5年以上も前の話ですが、以前働いていた病院で、『良い歯医者』の定義について疑問に思った事があります。
そして今もそれを考えつつアップデートを繰り返しています。
良い歯科医師とは?
通常良い歯医者と聞いて思いつく事と言えば、
・腕が上手い
・説明が分かりやすい
・痛くない
・治療が早い
・治療が丁寧
シンプルに思いつくとしたらこの辺りでしょうか。
ただ、実際の患者さんからしたら治療が上手いかどうかなんて分かり難いと思います。
そうなった時に、説明が上手ければ良いのかな?と思ってしまう事があります。
ただそれもドクター側の勝手な思い込みと僕は思っています。
個人的に、良い歯医者というのは患者さんの思っている事をヒアリングできた上で治療プランの選択肢を複数用意できる事。(引き出しがたくさんあること)
また、患者さん側の意見を全て鵜呑みにしすぎず、歯医者としての意見も教えてあげる事だと考える様になりました。
僕の尊敬する先生は、まずはしっかりとした診査診断が出来、説明が伝わり理解され、最後に治療が来る。
この基本を忘れてはならないと教えてくださいました。
家を建てる時も地盤があって、骨組みがあって、最後に外壁内装が完成します。
治療が上手ければ良いという考えは実は表面的な考え方で、診断が間違えていた場合や治療方針を確定させていない場合、実は無駄な治療をしただけになってしまう場合も多いです。(実際によくあります。)
よく、虫歯でないのに削られた、勝手に銀歯が入っていたなど、令和の時代に入ってもよく耳にします。
大体の場合は治療の良し悪しではなく説明不足に原因がある事が多いです。
なぜこの歯が痛み出したのか?なぜこの治療をした方が良いのか?逆に治療をしなかった場合は今後どうなるのか?など過去から未来へ流れが分かると大体皆さん安心されます。
また、医療に絶対という保証はないので、治療後こんなリスクや痛みを伴う場合がありますよ。と一言お伝えするだけでも違いますよね。
良い歯科医院とは?
また歯医者(人)が良くても病院自体の設備や機材によっても治療のクオリティや満足度に圧倒的な差が出るのも事実です。
普通の歯科医院のイメージは、匂いがきつい、清潔感がない、なんか痛そう、など、どうしてもネガティブなイメージが残っている方がほとんど。
歯科医院の基本的な構造は、ぎっちり並んだ診療室に申し訳程度のカウンセリングスペース。患者さん同士が目につくレベルの間仕切り板。
これでは隣で誰がどんな人とどんな内容を話しているという事まで分かってしまいます。
これでは落ち着いて話をすることはできないなぁと常に思っていました。
そんな思いで設計したこの医院は、大きな敷地にたった4部屋の診療室と3つのカウンセリングルームという完全プライベート空間の歯科医院の形になりました。
患者さん同士が顔を合わせることもほとんど無いよう、実はアポイントの枠もある程度制限を設けています。
これからも皆さんが安心して、むしろ通い続けたい歯科医院を目指して頑張ります。
また、今まで定期的にご来院して頂いている患者様へも、痛みが出たり、歯がグラグラする前に予防させていただきながらメインテナンスをして参ります。
引き続きTHE DENTALをよろしくお願いします。