JOURNAL
ボツリヌストキシンを咬筋に打ったその後
どうもこんにちは代表の高安です。
食いしばりに悩んでいる人の為の原因療法「ボツリヌス治療」を前回紹介させていただきました。
今日はその経過報告をしていこうと思います。
さらっとボツリヌス治療概要だけ説明すると、歯ぎしりや食いしばりをよくしてしまう人の筋肉に毒素を打つことで、筋肉の収縮を抑制してくれる治療です。
そして効果が出るまでに大体1週間ほどかかる治療なので、丁度1週間経過した今日改めて記録として残しておきます。
結論から言いますと、食いしばる力が減ったと言うよりかは、自然と歯と歯が噛み合わさる頻度が減った感じです。ただし、意図的に食いしばろうと思えば普段通りの噛む力では噛めるといった感じがしますが無理に力を入れる事は無くなった感じです。
体調の変化や普段の食事に変化や不便は無く、打った直後はワクチンを腕に打った時の痛みが2日程度続いたくらいでした。
あとはこれが半年程度続いてくれることを願うだけです。
そこから再度打つ必要があるのか、それとも筋肉が痩せてそのまま何もしなくて良いのかも忘れたことに記事に残しておこうかなと思います。
元々、そんなに食いしばりが強い方ではなかったのですが、そんな私でもそれなりに効果が実感できたので噛み合わせる頻度が多い人はもっと実感できるのではないのでしょうか。
エラの張っている状態は大体1ヶ月ほどで改善傾向が見られるのでもう暫く様子を見る事にします。
少し話は変わりますが、ボツリヌスと言えば小児ボツリヌス症です。
ボツリヌス菌は蜂蜜などに含まれており、大人の場合、ボツリヌス菌が体内に入っても、他の腸内細菌との競争に負けてしまうため、問題になることはありませんが、乳児の場合は、腸内細菌の環境が整っておらず、ボツリヌス菌が増えて毒素を作ってしまうことがあります。
生後1歳以上になると、離乳食等により腸内環境が整う時期となるため、ハチミツを避ける必要はありません。
生後1歳未満の乳児においては、腸内環境が成人とは異なり、腸管内でのボツリヌス菌の定着と増殖が起こりやすいと言われています。
ボツリヌス菌は、芽胞(がほう)を形成しますが、この芽胞で汚染された食品を乳児が食べると、腸管内で発芽、増殖して、毒素を産生して乳児ボツリヌス症を発症することがあります。
症状は、便秘が数日間続き、全身の筋力低下、脱力状態、哺乳力の低下、泣き声が小さくなる、特に、顔面は無表情となり、頸部筋肉の弛緩により頭部を支えられなくなるといった症状を引き起こすことがあります。ほとんどの場合、適切な治療により治癒しますが、まれに亡くなることもあります。
蜂蜜はとっても美味しいですが1歳未満の赤ちゃんにはあげないようにしましょう!
ただ、天然の蜂蜜は2歳からは積極的に取った方が良いとされています。
甘いのに何故?
と思うかもしれませんが、天然の蜂蜜にはオキシドールという物質が含まれています。
このオキシドールというのは歯科の消毒剤でも使われているような細菌の増殖を抑えてくれるとても良い奴なんです。
単に甘いから虫歯になりやすいんでしょ?と思ったら大間違い。
実は虫歯になりやすい糖分(スクロース)ではなく、グルコースやフルクトースと言った少し構造の異なる糖分で構成されているからです。
ただしどんな蜂蜜でも良いわけではなく、天然の蜂蜜がポイントになってきます。
例えば加熱処理がされているものだと生きた酵素や活性ビタミンが死滅してしまい、本来の効果がなくなってしまうからです。
できれば軽井沢の銀座商店会へ行き、天然物の蜂蜜をテイスティングして、好みに合った蜂蜜を選ばれるとより楽しいハニーライフが送れるかもしれません。
軽井沢は蜂蜜の宝庫ですので行く時は必ず買って帰ります。
将来の歯周病対策としても、今の歯を大切にするためにも蜂蜜はとっても良い天然の歯周病、虫歯予防薬なのです。
今後も、歯に関する豆知識も交えつつ、実体験を交え、一生自分の歯で過ごせるようなアドバイスを綴っていこうと思います。
代表 高安