2026.04.16 診療コラム

春に増える「歯がしみる」症状 、その原因見逃していませんか?

皆さん、こんにちは。歯科助手の雛田です。

暖かくなってきたこの時期に、実は「歯がしみる」というご相談が増えるタイミングでもあります。

「冷たいものを飲んだときにキーンとする」
「歯ブラシが当たるとしみる」

こういった症状、一度は経験があるのではないでしょうか。

軽い違和感だからとそのままにしてしまう方も多いのですが、
このしみるというサイン、実はお口からの重要なメッセージです。

■ 歯がしみる=知覚過敏だけではない

まず結論からお伝えすると、
歯がしみる原因はひとつではありません。

よく「知覚過敏ですね」と言われることがありますが、
実際にはいくつかの原因が重なっているケースも多いです。

代表的な原因を順番に見ていきましょう。

■ 原因① 知覚過敏(象牙質の露出)

一番多いのがこのタイプです。

歯の表面はエナメル質という硬い層で覆われていますが、
これが削れたり、歯ぐきが下がることで、内側の“象牙質”が露出します。

この象牙質は刺激を伝えやすいため、
冷たいものや風が当たるだけでもしみるようになります。

【よくあるきっかけ】
・強すぎる歯磨き
・歯ぎしりや食いしばり
・歯ぐきの下がり

■ 原因② 初期虫歯

意外と見落とされやすいのが、
虫歯によるしみです。

初期の虫歯は強い痛みが出にくく、
「なんとなくしみる」という症状だけのこともあります。

この段階で見つかれば、
削らずに済む可能性もあるため、
早めのチェックがとても大切です。

■ 原因③ 詰め物・被せ物の劣化

過去に治療した歯も注意が必要です。

詰め物や被せ物は、
長年使用することで少しずつ劣化し、
目に見えない隙間ができることがあります。

その隙間から刺激が伝わり、
しみる症状が出ることもあります。

「昔治療した歯がしみる」という場合は、
この可能性も考えられます。

■ 原因④ 歯ぎしり・食いしばり

無意識のうちに歯に強い力がかかると、
歯の表面に細かいダメージが蓄積されます。

特に新生活のストレスがかかるこの時期は、
食いしばりが強くなる方も多いです。

・朝起きたときに顎が疲れている
・歯がなんとなくしみる

こういった場合は、
力の影響も疑われます。

■ 放置するとどうなる?

ここがとても大切なポイントです。

「しみるだけだから」と放置していると、
原因によっては症状が進行してしまいます。

例えば虫歯の場合、
初期なら簡単に済んだものが、
神経の治療が必要になることもあります。

また、知覚過敏も
放置することで慢性化してしまうことがあります。

つまり、
軽い違和感の段階で動けるかどうかが分かれ道になります。

■ 自分でできる対策

まずは日常でできることをいくつかご紹介いたします。

・力を入れすぎない歯磨き
・知覚過敏用の歯磨き粉の使用
・酸性の飲食物を摂りすぎない
・歯ぎしり対策(マウスピースなど)

ただし、これらはあくまで対処法です。

原因によっては、
歯科での処置が必要になることもあります。

■ 歯科でできること

歯科医院では、原因に応じて

・コーティング処置
・詰め物・被せ物の調整
・虫歯治療
・噛み合わせの調整

など、適切な対応を行います。

大切なのは、
「何が原因なのかを正確に見極めること」です。

■ 最後に

歯がしみるという症状は、
決して珍しいものではありません。

ですがその裏には、
さまざまな原因が隠れている可能性があります。

「そのうち治るかな」と思っているうちに、
症状が進んでしまうこともあります。

だからこそ、
違和感を感じたタイミングで一度チェックすることが大切です。

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小さな違和感のうちに。
それが、歯を長く守る一番の近道です。

ぜひ、お気軽にご相談ください。お待ちしております。

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