JOURNAL
気づかないうちに進む“歯周病”について
皆さまこんにちは、歯科助手の伊東です。
湿度の高い日も増え、少しずつ“初夏らしさ”を感じる季節になってきました。
新生活の慌ただしさが落ち着き始めるこの時期は、生活リズムの変化や疲れが出やすく、お口のトラブルに気づく方も増えてきます。
「最近、歯ぐきから血が出る」
「なんとなく口の中がネバつく」
「歯医者にしばらく行けていない」
そんな小さな違和感の背景に、歯周病が隠れていることもあります。
歯科医院で患者さまとお話ししていると、
「痛みはないので大丈夫だと思っていました」
「歯周病って、もっと年配の人の病気かと思っていました」
そう言われることが本当に多くあります。
ですが実際には、歯周病はかなり身近な病気です。
そして厄介なのが、“静かに進行する”ということ。
今回は、多くの方が検索されるテーマでもある
「歯周病」について、わかりやすくお話ししていきます。
歯周病とは何か
歯周病とは、歯を支えている骨や歯ぐきに炎症が起こる病気です。
原因となるのは、主に細菌のかたまりである“プラーク(歯垢)”。
毎日の歯磨きで取り切れなかった汚れが蓄積すると、細菌が増え、歯ぐきに炎症を起こします。
最初は軽い歯肉炎から始まりますが、進行すると歯を支える骨まで溶けていくことがあります。
怖いのは、かなり進行するまで強い痛みが出にくいことです。
そのため、
「気づいた時には歯がグラグラしていた」
「抜歯が必要と言われた」
というケースも少なくありません。
日本人が歯を失う原因の多くは歯周病
「虫歯で歯を失う」と思われがちですが、
成人が歯を失う原因として非常に多いのが歯周病です。
特に30代以降になると、虫歯よりも歯周病管理のほうが重要になるケースも増えてきます。
歯周病は、一気に悪くなるというより、
少しずつ、静かに進行していく病気です。
だからこそ、
・痛みがない
・普通に噛める
・見た目に大きな変化がない
この状態でも、実は進行していることがあります。
歯周病のサインとは?
歯周病には、いくつかの初期サインがあります。
例えば、
・歯磨きすると血が出る
・口臭が気になる
・歯ぐきが腫れる
・朝起きた時に口の中がネバつく
・歯ぐきが下がってきた気がする
・食べ物が詰まりやすくなった
こういった症状です。
「疲れているだけかな」
と思って見過ごされることも多いのですが、
歯ぐきからの出血は、炎症のサインであることが少なくありません。
特にフロスで毎回出血する場合は、歯周病の初期症状が隠れていることもあります。
歯石は自分では取れません
歯磨きをしていても、磨き残しが続くと“歯石”になります。
歯石になると、通常の歯ブラシでは除去できません。
さらに歯石の表面はザラザラしているため、細菌がより付きやすくなり、歯周病が進行しやすい環境になります。
そのため、定期的な歯科医院でのクリーニングが重要になります。
THE DENTALでも、
・歯石除去
・EMS AirFlowを使用したクリーニング
・歯周病検査
などを通して、お口の状態を確認しています。
特にエアフローは、細かいバイオフィルム除去にも有効で、着色だけでなく歯周病予防としても非常に重要な役割があります。
歯周病は全身にも関係すると言われています
近年では、歯周病と全身疾患の関係も多く知られるようになってきました。
例えば、
・糖尿病
・心疾患
・脳血管疾患
・誤嚥性肺炎
などとの関連が指摘されています。
また、睡眠不足やストレス、喫煙、食生活の乱れなども歯周病リスクに関係すると言われています。
つまり歯周病は、単に“歯ぐきの問題”ではなく、生活習慣とも深く関わる病気なのです。
若い人でも歯周病になります
「まだ若いから大丈夫ですよね?」
というご質問もあります。
ですが、最近では20代〜30代でも歯周病傾向が見られるケースは珍しくありません。
特に、
・マウスウォッシュだけで済ませる
・フロス習慣がない
・歯科医院に何年も行っていない
・食いしばりが強い
・矯正中で磨きにくい
こういった場合、若い方でも歯ぐきに炎症が起きていることがあります。
歯周病は年齢だけでは判断できません。
“治療”より、“予防”が大切な病気
歯周病で失われた骨は、完全に元通りには戻せません。
だからこそ、重要なのは“悪化する前に気づくこと”です。
実際、定期的にクリーニングへ来院されている方は、
・歯ぐきの状態が安定しやすい
・早期発見しやすい
・大きな治療になりにくい
という傾向があります。
逆に、
「痛くなったら行く」
を繰り返していると、気づかないうちに進行してしまうことがあります。
歯医者は“悪くなってから行く場所”ではなくなっています
以前は、
「歯医者=痛くなってから行く場所」
というイメージが強かったかもしれません。
ですが今は、
・虫歯予防
・歯周病予防
・クリーニング
・口臭ケア
・見た目の清潔感維持
など、“整えるために通う場所”へ変わってきています。
特に口元は、自分が思っている以上に印象へ影響する部分です。
髪型や服装を整えるように、
歯や歯ぐきを整えることも、これからの時代は自然なメンテナンスのひとつになっていくかもしれません。
将来、自分の歯で食事をするために
歯周病は、初期の段階では自覚症状が少ない病気です。
だからこそ、
「今は痛くないから大丈夫」
ではなく、
「問題がないか確認する」
という視点がとても大切になります。
定期的なチェックやクリーニングによって、防げるトラブルはたくさんあります。
THE DENTALでは、患者さま一人ひとりのお口の状態に合わせて、
・歯周病検査
・クリーニング
・セルフケア方法のご提案
などを行っております。
「最近歯医者に行けていない」
「クリーニングだけ受けたい」
「歯ぐきから血が出る」
そんな方も、お気軽にご相談ください。
池尻大橋で歯周病予防・クリーニング・予防歯科をご検討の方は、THE DENTALまで。
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