2022.03.28 お知らせ

痛くなってからでは遅い、定期検診の大切さ

歯科医院に通い始めるのは、歯が痛い、しみる、歯ぐきが腫れている、など症状が出てからという方が多いと思います。ですが大事なことは、『いかに虫歯や歯周病にならないか』ということです。症状が出てからでは虫歯や歯周病が進行している可能性が非常に高く、痛みを感じたり、治療時間がかかりさらに治療費もかさみます。
そしてトラブルが発生する前から定期検診に通っていれば、症状が出てから歯医者に行くのと比べ、歯を健康に維持できる確率を大幅にアップさせることができます。

歯の定期健診の目的

◯虫歯や歯周病などを早期発見できる
◯虫歯、歯周病のリスクを減らすことができる
◯虫歯や歯周病が進行して悪化する前に早期治療が出来るので費用を抑えられる
◯天然歯を長く健康に保つことができる
虫歯や歯周病は悪化させてしまうと歯を失うことに繋がります。そして近年では、歯周病は心臓病や脳卒中などの全身疾患の原因になっているということがわかってきました。そのため歯を失って噛めなくなってしまう前に、虫歯や歯周病から天然歯を守りましょう。

このグラフはスウェーデン、アメリカ、イギリス、日本を比較した歯科定期検診&クリーニング受診者の割合です。
日本人は、諸外国と比較して80歳を迎える頃には歯がほとんど残っていないという事実が報告されているのです。 さらに、注目すべきは『定期健診』受診率の違いです。
なぜ、『定期健診』を受けなければお口を健康に保つことができないのでしょうか?それは、食文化の違いでも体質の違いによるものでもありません。

多くの方が知らない歯周病
◯歯磨きをしているとたまに血が出る
◯疲れると歯茎が腫れることがある
◯歯と歯の間に食べ物が挟まりやすくなった気がする
もしかしたら当てはまる方もいるしれませんが、実はこれも立派な歯周病の兆候です。
厚生労働省の調査によると、30代の約8割が歯周病にかかっているとも言われています。
そして、歯を失う原因の第1位、それこそがこの「歯周病」です。歯周病は自覚症状が少なく、気づかないうちに進行していくので、あるとき「痛みもなく歯が抜けた」なんて事態へと発展してしまうこともあります。下記は歯を失う原因トップ3です。
第1位:歯周病42%
第2位:虫歯33%
第3位:その他(外傷、粘膜疾患etc)

定期検診があなたの歯を守ります

予防の基本となるのは毎日の正しいブラッシングですが、残念ながらそれだけでは十分とはいえません。ブラッシングだけでは、どうしてもお口の中のすべての汚れを取り除くことができないからです。そこで定期検診に通って医師のチェックと専門的なメインテナンスを受けることが大切になります。定期検診に通っていれば、お口の健康に対する意識も高まり、またもし異変が起きても早期発見・早期治療が可能になります。定期検診こそ、大切な歯を守る大切なポイントなのです。当院では歯科医衛生士が、一人ひとりのお口の状態に適した間隔を定め、定期検診の時期をご案内していますので、忘れずにご来院ください。
歯科医衛生士 寺尾

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