2022.04.18 お知らせ

芸術的なジルコニア治療

こんにちは、歯科衛生士の寺尾です。
当院で行う、セラミック治療の「ジルコニア」についてお話しします。

ジルコニアとは二酸化ジルコニウムとも呼ばれ、人工ダイヤモンドともいわれています。
ここ数年で飛躍的に研究が進み、歯の治療でも用いられる機会が激増しました。
人工ダイヤモンドとも言われるように、ジルコニアはセラミック系素材の中でも圧倒的に丈夫で、また色も白く審美的なので、銀歯と比較しても非常に目立ちにくが特徴です。
今では天然の歯と見分けがつかないほど美しく加工もできるようになり、前歯でも活用できるようになりました。

身体に優しい治療

ジルコニアは、当院の大きな特徴である身体に優しい治療を行う為には必須の材料です。
なぜかというと、、、
『金属のようにサビないため、サビを常時飲み込み続けるようなことがない。金属アレルギーにならない。』からです。
そして、ジルコニアは劣化が少なく、お口の中で常時唾液にさらされ噛むことで力が加えられる劣悪な環境においても安定した状態を長期間保つことができます。
サビた金属がお口の中にずっとあり、そのサビを常時飲み込み続けていたら体に害がないわけがありません。下記がサビたお口の中の銀歯です。

ジルコニアの7つのメリット

①割れにくい・壊れにくい(強度がある)
②体に優しい安全な材料(金属アレルギーにならない)
③色が白く透明感があり、審美的(見た目が自然)
④変色が少なく、歯ぐきの変色も起こさない(半永久的に審美的)
⑤幅広い治療・設計が可能(インプラント体・義歯・ブリッジへの応用)
⑥汚れがつきにくいため、清潔に保てる
⑦仮止めで経過を見れる。
(セラミックは基本的に仮止めができない素材でしたが、ジルコニアは強度があるため、仮止めで様子をみることができます)

ジルコニアの5つデメリット

①歯を削る量が少し多くなってしまう。
②研磨や調整が難しい。
(修理ができないので、場合によっては再作成になります。)
③接着材を上手く活用しないといけない。
④保険がきかないので、自費診療になってしまう。

当院のセラミック治療は全て3Dスキャンで型取りを行います。

従来、歯型をとる際に歯医者でよく使用されていたアルジネート(色のついた粘土のようなもの)は、時間が経つと変形したり、気泡が入ってしまう、さらに固まるまでの数分間動かずにアルジネートをお口に入れたまま静止していただく必要がありました。その為、精密なものを採得するのが難しように感じました。しかし、当院は3Dスキャンで歯の型取りを行うので、患者様様に長時間お口に材料を入れる必要もなく、3Dデータとして技巧所に送るので劣化や変形はございません。カメラがカチカチと歯に当たる感覚だけご辛抱いただければ、平均1分程で型取りは終わります。
上記の模型は実際の当院の患者様の模型です。
2本の歯を形成して型取りをし、模型に現したものです。
そして実際に装着した口腔内の写真です。

当院は、その方にあった素材を判断し、信頼できる技工士さんの話をさせて頂きながら、カウンセリングを無料でおこなっておりますので、歯医者さんでは満足のいかない方でも、是非一度ご相談にいらっしゃって下さいね。しっかりと情報を出して、何かお手伝いができれば幸いです。

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