2026.06.15 お知らせ

雨の日に増える食いしばりとお口の疲れ

こんにちは。池尻大橋の歯科医院「THE DENTAL」歯科衛生士廣島です。

梅雨の時期になると、

「なんとなく顎がだるい」
「朝起きると歯が疲れている感じがする」
「こめかみが重い」
「肩こりや頭痛が増えた気がする」

そんな症状を感じることはありませんか?

実はこの時期、食いしばりや歯ぎしりによる不調を訴える患者さまが増える傾向があります。

「雨と歯は関係あるの?」

と思われるかもしれませんが、気圧や湿度、生活習慣の変化は私たちの体にさまざまな影響を与えています。

今回は、雨の日に増える食いしばりとお口の疲れについてお話ししたいと思います。


食いしばりは無意識に起きていることが多い

まず知っていただきたいのは、食いしばりの多くは無意識に起きているということです。

普段、

「私は食いしばっていません」

と思っている方でも、

・パソコン作業中
・車の運転中
・スマートフォンを見ている時
・仕事に集中している時

などに、知らないうちに強く歯を接触させていることがあります。

本来、上下の歯は食事や会話以外の時間には接触していない状態が正常です。

実際には1日のうち20分程度しか歯は接触していないと言われています。

しかし食いしばりの癖がある方は、長時間歯に力がかかり続けています。

その結果、

・歯への負担
・顎関節への負担
・咬筋(噛む筋肉)の疲労

が蓄積していくのです。


雨の日に食いしばりが増える理由

気圧の変化による身体へのストレス

梅雨の時期は低気圧の日が続きます。

低気圧になると自律神経のバランスが乱れやすくなります。

自律神経は、

・睡眠
・呼吸
・血流
・筋肉の緊張

などを調整している重要な神経です。

バランスが崩れると身体は無意識に緊張状態になりやすくなります。

その結果、顎周囲の筋肉にも力が入りやすくなり、食いしばりが増えると考えられています。


ストレスや疲労が蓄積しやすい

雨の日は外出が億劫になったり、日照時間が減ったりします。

気分が落ち込みやすくなる方も少なくありません。

ストレスが蓄積すると、睡眠中の歯ぎしりや食いしばりが強くなることがあります。

実際に、

「仕事が忙しい時期に歯が痛くなった」

「試験前に顎が疲れる」

という経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

歯ぎしりや食いしばりはストレスの発散行動のひとつとも考えられています。


室内時間の増加

雨の日はどうしても室内で過ごす時間が長くなります。

パソコン作業やスマートフォンを見る時間も増えやすくなります。

集中している時、人は無意識に力が入りやすくなります。

特に最近多いのが、

「気付いたら奥歯を噛み締めていた」

というケースです。

長時間続くと、顎の筋肉が常にトレーニング状態となり、お口の疲れにつながります。


お口の疲れはどんな症状として現れる?

食いしばりによる負担は、必ずしも歯の痛みだけではありません。

例えば、

朝起きた時に顎が重い

睡眠中の歯ぎしりが原因のことがあります。


頬の筋肉が張っている

咬筋が発達し、エラ張りのように感じる場合があります。


歯がしみる

過度な力によって歯に微細なダメージが加わることがあります。


詰め物や被せ物が取れる

強い咬合力が繰り返し加わることで起こることがあります。


肩こりや頭痛

顎周囲の筋肉の緊張が首や肩まで影響する場合があります。


実は歯にも大きなダメージが起きています

食いしばりの力は非常に強力です。

睡眠中の歯ぎしりでは、自分の体重以上の力がかかることもあると言われています。

その結果、

・歯が欠ける
・歯にヒビが入る
・知覚過敏になる
・歯周病を悪化させる
・根が割れる

といったトラブルにつながることがあります。

虫歯がなくても歯が痛くなるケースも珍しくありません。

「原因不明の歯の痛み」の背景に食いしばりが隠れていることもあります。


ご自宅でできる対策

歯を離すことを意識する

まずは日中の食いしばりに気付くことが大切です。

上下の歯は接触していなくて正常です。

デスクに付箋を貼るなどして、

「歯を離す」

ことを意識してみてください。


首や肩を動かす

長時間同じ姿勢を続けると筋肉が緊張します。

1時間に1回程度は立ち上がり、軽いストレッチを行いましょう。


睡眠の質を整える

睡眠不足は食いしばりを悪化させる要因になります。

就寝前のスマートフォン使用を控え、リラックスできる時間を作ることも大切です。


顎の筋肉をほぐす

耳の前から頬にかけての筋肉を優しくマッサージすることで、筋肉の緊張が和らぐことがあります。


歯科医院でできること

食いしばりが強い方には、ナイトガード(マウスピース)を作製することがあります。

ナイトガードは歯ぎしりそのものを止める装置ではありませんが、

・歯を守る
・詰め物や被せ物を守る
・顎関節への負担を軽減する

といった効果が期待できます。

また当院では、咬み合わせや歯の摩耗状態を確認しながら、食いしばりのサインがないかもチェックしています。

最近では食いしばりによる筋肉の緊張を和らげるために、ボツリヌストキシン治療を選択される方も増えています。

症状やライフスタイルによって適した方法は異なりますので、お気軽にご相談ください。


まとめ

雨の日や梅雨の時期は、

・気圧の変化
・ストレス
・睡眠の質の低下
・室内時間の増加

などによって、食いしばりや歯ぎしりが増えやすくなります。

顎の疲れや肩こり、頭痛だけでなく、歯そのものにも大きな負担がかかっている場合があります。

「最近なんとなく顎がだるい」
「歯が疲れている気がする」
「朝起きると顎が重い」

そんな症状がある方は、お口からのサインかもしれません。

不調を我慢する前に、一度お口の状態を確認してみませんか?

池尻大橋のTHE DENTALでは、食いしばりや歯ぎしりのお悩みにも対応しております。お口の健康を守るため、お気軽にご相談ください。

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