2022.03.11 医院コラム

保険診療と自由診療①

みなさまこんにちは
受付の松本です。
本日は保険診療と自由診療の互いについてお話させていただきます。
THE DENTALでは、様々な治療の選択肢を患者さまにご提案させていただきたいので、保険診療と自由診療どちらも取り扱っております。
歯科における、保険診療と自由診療のメリットデメリットをよく知っていただいて、どちらを選択されるか吟味していただきたいと考えております。
では今回は保険診療についてです!

保険診療とは?

ご自身が加盟している保険組合が発行する、健康保険が使える治療のことです。
患者さまの負担は治療費の3割以内ととなっています。
日本は国民皆保険なので、健康保険料をお支払してる方ならば誰でも使用できる権利をもっています。
保険診療は国が定める制度であり、一定水準の治療を全国の歯科医院で受けることができます。
特に当院では、保険治療であっても、さらに質の高い治療をご提案させていただいております。

保険診療メリット

健康保険が使える
費用負担が3割以下と安い
全国どこでも受けられる

保険診療のデメリット

保険診療は、費用負担が少ない代わりに、様々な制限が国から与えられています。
痛みを取る・噛めるようにするといった、歯を維持するために必要最低限度の治療に限られてしまいます。
歯のの重要な要素である「見た目」を改善するような矯正治療・白い詰め物・インプラントなどの審美的な要素は保険診療で行うことはできません。

保険診療の課題

日本は世界でも有数の先進国にも関わらず、世界有数の虫歯大国でもあります。
それはなぜか??

①歯の検診に定期的に行かない(痛くなってから歯医者に行けばよいという考えが浸透している)
予防歯科先進国であるスウェーデンやスイスと比較し、定期検診で歯医者にメンテナンスに通う方がとても少ないです。
歯は一生涯を共にするパートナーてあり、虫歯や歯周病から歯を守り、年を召してからもご自分の歯で食事をするためには、毎日のご自宅での歯ブラシと歯科医院での定期メンテナンスが必要になります。

②保険治療で十分であるという考え
日本では健康保険は、国民皆保険となっておりますのでそもそも自由診療に馴染みがないことが理由と思われます。
自由診療を勧められる医療機関は限られており、歯科医院や皮膚科、または大きな病気にかかり、自由診療で行う抗がん剤治療の際にご提案されることが多いのではないでしょうか?
保険診療は国が定める方針に則って行う制度であり、治療方法や治療に使う材料、治療にかけられる時間が最低限に留まっております。
制限以上の治療をしたくても、決して行うことができません。
また、使える材料も必要最低限度になるため、強度や変色に弱く耐久性の弱い材料のみで治療を行わなくてはなりません。
そのため、昔虫歯を治療した場所が何年か経ってまた虫歯になるということが起こります。
何度も虫歯治療を繰り返すことで、歯を削り、神経を取り、さいごには歯事態を抜く抜歯へと進んでしまう恐れがあります。
そうならないためにも、一回一回の治療の精度を上げて、治療回数を減らすことで同じ箇所を何度も治療せずにすみ、ご自身の歯自体を守ることが大切になります。

保険診療は国の制度であり、安価でとても良いものなのですが、治療箇所や長い目でみると自由診療を行ったほうが良い場合もあります。
ですので、どちらの良いところ・悪いところを理解し、選択することが重要になります。
次回は自由診療についてお話していきます!

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