JOURNAL
辛い歯ぎしり治しませんか?
みなさんこんにちは、歯科衛生士の松本です。
新年度が始まりましたね。お天気もすごく気持ち良くなってきました。
新しい環境の中でストレスを感じる方が多いのではないでしょうか。
皆様は歯ぎしりやくいしばりをしていませんか?
歯ぎしりや、食いしばり、顎関節症は改善できるのをご存知ですか?
歯と歯は1日15~20分しか噛み合っていないのです。それ以上噛み合っていると食いしばりをしているかもしれません。私もその一人です。
自分の気づかないところで口腔内に影響を与えているかもしれません。
歯ぎしくりはばりが強いと
①顎関節症
②歯の欠けや割れ(場合によっては歯根の割れ)
③インプラントや差し歯などでの修復物の脱離や欠け
④知覚過敏、歯周病の悪化
⑤舌頬粘膜のこすれや圧痕
などのお口のトラブルを生じることに加え
⑥咬筋の肥大(エラが張る)
⑦頭痛
⑧肩二り
⑨寝室を共する友人やパートナーの訴えや睡眠障害など様々で身体、精神的トラブルを生ます。現時点では、残念ながら歯ぎしりや食いしばりを効果的に柳制する治療法はありません。その為 あくまでも歯ぎしりくいばりによる悪影響を低減させる治療が行われており一般的にマウスピース を使用する保存的治療を選択します。しかマウスピースを使用しても改善が認められない方には筋肉活動自体を抑えるボツリヌス治療が有効です。ボツリヌス治療とはボツリヌス菌が産生するボツリヌス毒素から抽出した「ホツリヌストキシン」と呼ばれる有効成分を筋肉に注射することで筋肉の働きを抑え弱るくすることを目的にした治療です。「ボツツヌス菌」もしくはボツリヌス毒素をそのまま注射するわけではないのでボツリヌス中毒になる心配は全くありません。また注身した局所で効果を発揮するもので全身に流れ、心臓や内臓等の他部位の筋肉まで弛緩してしまうという心配もありません。ボツリヌス治療は噛むための筋内である、咀嚼筋のうち咬筋に注射をして症状の緩和を図ることを目的としております。ホツリヌス注射によって全くしなくなるということはありませんが、筋肉自体 の働き、収縮を緩めることができるので、結果として歯ぎしりくいばりによる影響を少なくすることが期待 できます。持続期間は2~3日後から 効果が現れ、1ー2週前後で安定しピークを迎えます。個人差にもよりますが、4~6ヶ月ほどで効果がなくなると言われます。効果を継続させたい方は、3~5カ間隔で注射ををすることをおすすめします。
少しでも気になりましたらお話だけでも聞きにきてください。お待ちしております。
最後までお読みいただきありがとうございました。