JOURNAL
歯科医院で働く私たちなら、自分の歯に何を選ぶ?
こんにちは。THE DENTAL本間です。
夏が近づき、冷たい飲み物がおいしい季節になってきました。
先日スタッフ同士で何気なく話をしていた時に、患者さんにも面白いかもしれない話題になりました。
「もし自分の歯が虫歯になったら、どんな詰め物や被せ物を選ぶ?」
毎日いろいろな治療を見ている私たちだからこそ、それぞれ考え方が違っていたんです。
今日はそんな”歯科医院の裏話”を少しお話ししたいと思います。
実は、スタッフの答えはバラバラでした
「歯科医院で働いているなら、みんな同じものを選ぶんでしょ?」
そう思われるかもしれません。
でも実際は違いました。
あるスタッフは
「見た目が一番自然だからe.maxかな。」
と言いました。
また別のスタッフは
「一度ゴールドを入れてみたい。」
という意見。
さらに
「ジルコニアが安心。」
という声もありました。
誰一人として同じ答えではありませんでした。
私なら、まず考えるのは『どこの歯なのか』
実は材料を決める時に一番大事なのは、
「何を入れるか」
ではありません。
「どこの歯に入れるのか」
なんです。
例えば前歯なら、やはり見た目はとても重要になります。
透明感があって、自分の歯になじむこと。
これは優先順位が高くなります。
一方で、奥歯はどうでしょう。
奥歯は毎日何百回、何千回と強い力がかかります。
そのため、見た目だけではなく耐久性や噛み合わせとの相性も非常に大切です。
つまり、前歯と奥歯では”正解”が違うこともあるんです。
「ゴールドを選びたい」という意見も意外と多い理由
患者さんからすると少し意外かもしれません。
実は歯科医師の中には、自分ならゴールドを選ぶという人も少なくありません。
「銀歯じゃないの?」
と思われるかもしれませんが、ゴールドは全く別の材料です。
歯との適合性が良く、長年にわたって高く評価されてきた材料です。
もちろん見た目を考えると前歯には向きません。
でも奥歯であれば、
「見えない場所ならゴールドもいい。」
という考え方もあります。
私自身も、もし奥歯で条件が合うのであれば選択肢の一つとして考えると思います。
見た目ならe.max、強度ならジルコニア?
これも患者さんによく聞かれます。
「結局どっちがいいんですか?」
実際は簡単には答えられません。
e.maxは透明感が非常にきれいで、天然歯になじみやすい材料です。
一方でジルコニアは非常に強度が高く、奥歯にも適応しやすい材料です。
だからこそ、
「どちらが優れているか」
ではなく、
「その歯にはどちらが合っているか」
で考えています。
保険だからダメ、自費だから正解ではありません
実はスタッフ同士で話していて、みんな一致したことがあります。
それは、
「保険でも十分なケースはたくさんある。」
ということです。
例えば奥から数えて4番や5番など、噛み合わせや虫歯の大きさや形態など条件によっては保険治療で十分機能する患者さんもいます。
逆に、
・噛む力が非常に強い
・歯ぎしりがある
・見た目を重視したい
このような場合には、自費治療をご提案することもあります。
つまり、私たちは最初から自費治療をおすすめしているわけではありません。
患者さん一人ひとりのお口の状態を見て、一番合う方法を一緒に考えています。
本当は「何を入れるか」より大切なことがあります
スタッフ同士で話していて最後に出た言葉が印象的でした。
「そもそも虫歯にならないようにしたいよね。」
結局、どんなに良い材料でも天然の歯には勝てません。
セラミックも。
ジルコニアも。
ゴールドも。
どれも素晴らしい材料ですが、自分の歯を一生使えることが一番です。
だから私たちは治療だけではなく、
クリーニングや定期検診、セルフケアのアドバイスにも力を入れています。
治療のために歯医者へ来るのではなく、
治療が必要にならないように通っていただく。
それが私たちの理想です。
もし今、「何を選べばいいのかわからない」と悩まれている方がいらっしゃいましたら、遠慮なくご相談ください。
それぞれの材料のメリット・デメリットをしっかりお伝えした上で、一緒に最適な選択を考えていきます。
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