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レジンの詰め物が取れた!30分で終わると思ったのに…実は時間がかかる理由とは?
皆さま、こんにちは!
歯科助手の伊東です。
「食事中に詰め物が取れてしまった…」
「小さなレジンの詰め物だから、30分くらいで終わると思っていたのに、意外と時間がかかった!」
歯科医院では、このようなお声をよく耳にします。
見た目には「詰め物が外れただけ」に見えても、実際には取れた原因を調べたり、歯の状態を詳しく確認したりする必要があります。そのため、思っていたよりも治療時間がかかることも少なくありません。
今回は、なぜレジンの詰め物は取れてしまうのか、取れた後にはどんな治療が必要なのかについて詳しくご紹介します!
レジンとはどんな詰め物?
レジンとは、歯科用プラスチック素材でできた白い詰め物です。
虫歯を削った部分を自然な歯の色に近い材料で修復できるため、見た目がきれいで、保険診療でも使用できるケースが多い治療法です。
小さな虫歯の治療や前歯、奥歯の一部など、幅広く使われています。
しかし、レジンは永久に外れないものではありません。
毎日何千回も噛む力が加わるため、長年使用しているうちに少しずつ劣化し、外れてしまうことがあります。
詰め物が取れる原因は?
① 接着剤の劣化
レジンは専用の接着剤を使って歯に固定されています。
年月が経つにつれて接着力は少しずつ弱くなります。
毎日の食事や歯ぎしり、噛みしめなどの力が積み重なることで、ある日突然ポロッと外れてしまうことがあります。
② 虫歯の再発
実は最も注意したい原因の一つです。
詰め物と歯の境目は汚れがたまりやすく、歯ブラシが届きにくい場所でもあります。
そこから再び虫歯になると、歯が溶けて詰め物を支えられなくなり、結果として外れてしまいます。
「取れただけ」と思って受診すると、中で大きな虫歯が進行していたというケースも珍しくありません。
③ 強い噛み合わせ
歯ぎしりや食いしばりがある方は、レジンに強い力がかかります。
その力が毎日続くことで、
・レジンが欠ける
・接着部分が壊れる
・歯が割れる
といったトラブルにつながります。
特に就寝中の歯ぎしりは自覚がないため、気付かないうちに負担をかけていることもあります。
④ 硬いものを噛んだ
氷、硬いおせんべい、ナッツ類などを噛んだ瞬間に取れることもあります。
「急に取れた!」と思っても、実際には以前から少しずつ接着が弱くなっていて、最後の一押しで外れたというケースがほとんどです。
⑤ レジン自体の劣化
レジンは少しずつ摩耗し、細かなヒビが入ることがあります。
長年使っていると変色や欠けも起こりやすくなります。
そのため、何年も問題なく使えていても、寿命を迎えて外れることがあります。
取れたらそのまま放置してはいけない理由
「痛くないから大丈夫」
そう思って放置してしまう方もいますが、実はおすすめできません。
詰め物が取れると、
・歯がしみる
・食べ物が詰まりやすい
・虫歯になりやすい
・歯が欠けやすい
などのリスクが高くなります。
また、放置期間が長くなるほど虫歯が進行し、簡単な治療では済まなくなることもあります。
取れたことに気付いたら、できるだけ早めに歯科医院を受診しましょう。
取れた詰め物は持って行った方がいい?
はい、ぜひお持ちください。
状態によっては、そのまま再利用できる場合があります。
もちろん、虫歯ができていたり、詰め物が変形・破損していた場合は作り直しになりますが、診断材料としても役立ちます。
ティッシュに包むと捨ててしまいやすいため、小さなケースや袋に入れて保管すると安心です。
実際の治療では何をするの?
「詰め直すだけ」と思われがちですが、実際にはいくつかの工程があります!
① お口の中を確認
まずは詰め物が取れた原因を調べます。
虫歯がないか、歯が割れていないか、噛み合わせに問題がないかなどを丁寧に確認します。
必要に応じてレントゲン撮影を行うこともあります。
② 古い接着剤や虫歯を取り除く
見た目ではきれいでも、古い接着剤が残っていることがあります。
また、虫歯があればすべて取り除かなければなりません。
この処置を丁寧に行うことが、長持ちする治療につながります。
③ 新しい詰め物を作る
レジンの場合は、その場で詰め直せるケースも多くあります。
レジンを少しずつ盛り、専用の光で固めながら形を整えていきます。
天然の歯に近い形になるよう細かく調整するため、意外と時間がかかります。
④ 噛み合わせの調整
最後に噛み合わせを確認します。
ほんの少し高いだけでも、
・違和感が続く
・欠けやすくなる
・歯が痛くなる
原因になります。
何度も確認しながら少しずつ調整することで、快適に噛める状態へ仕上げます。
なぜ30分で終わらないことがあるの?
患者さんからすると、
「穴を埋めるだけなのに…」
と思われるかもしれません。
しかし歯科医院では、
取れた原因の診査
虫歯の有無の確認
必要に応じたレントゲン撮影
古い材料や虫歯の除去
新しいレジンの充填
形態修正
噛み合わせの調整
研磨
と、多くの工程を経ています。
さらに、虫歯が予想以上に大きかった場合は、その日のうちに詰められず、型取りが必要になるケースもあります。
そのため、「取れたからすぐ終わる」とは限らないのです。
日頃のケアで詰め物を長持ちさせましょう!!
レジンの詰め物を長持ちさせるためには、
毎日の丁寧な歯磨き
デンタルフロスや歯間ブラシの使用
定期的な歯科検診
歯ぎしりや食いしばりがある方はマウスピースの活用
硬いものを無理に噛まない
といった日頃のケアがとても大切です。
まとめ
レジンの詰め物が取れる原因は、接着剤の劣化だけではありません。
虫歯の再発や歯ぎしり、噛み合わせ、レジン自体の経年劣化など、さまざまな要因が関係しています。
そのため、詰め物が取れた際には「ただ付け直すだけ」ではなく、原因を見極め、必要な処置を行うことが大切です。その一つひとつの工程が、治療時間につながっています。
もし詰め物が取れてしまったら、痛みがなくても放置せず、できるだけ早めに受診しましょう。
早めの対応であれば、歯へのダメージを最小限に抑えられ、治療も比較的シンプルに済むことが多くなります。
「たかが詰め物」と思わずに、小さなサインを見逃さないことが、大切な歯を長く守る第一歩です。定期検診と毎日のセルフケアを続けながら、健康なお口を維持していきましょう!











