2022.03.05 医院コラム

みんなでやろう!あいうべ体操

池尻大橋 歯医者

みなさまこんにちは 受付の松本です。
3月に入り急に気温が温かくなりましたね!!
春の訪れが楽しみな一方、花粉がたくさん舞ってきました。
受付は歯医者の顔!にも関わらず、私は花粉症のため目や鼻がグスグズしている今日この頃です。
患者さまに接する際はお見苦しくないよう、接遇に気を付けて受付をさせていただきますのでご安心くださいませ。
それでは本日の本題へ。

「あいうべ体操」をご存知でしょうか?

最近浸透しつつある、お口のストレッチ運動のことをいいます。

あいうべ体操とは

お口のストレッチを行うために、お口を「あいうべ」の形に動かしていく運動のことをいいます。
この時声を出しても出さなくてもどちらでも構いません。

【やり方】
・「あー」と口を大きく開く(普段よりも大きめに)
・「いー」と口を大きく横に広げる(首に筋が張るくらい)
・「うー」と口を強く前に突き出す
・「べー」と舌を突き出して下に伸ばす(顎の先を舐めるイメージで)

この動作を1セットとし、一日に30セット行います。
食後に10セットずつ行うことがおすすめです。

【あいうべ体操ポイント】
・できるたけ大げさに口を動かす
・1セットを4秒程度のゆっくりした動作で行う
・顎関節症などで顎に痛みのある方は「いう~」のみでもok

効果

①むし歯・歯周病の予防
あいうべ体操を行うことで、唾液の分泌量が増えます。
唾液の分泌はお口を動かすことと、刺激を与えることで促されます。
唾液にはむし歯予防の効果や歯周病予防の効果があるのでたくさん出た方がよいです。
顔の筋肉やお口の筋肉は意外と強ばっています。
特にリモートワークが浸透しつつある昨今では人と話す機会が減り、大きく口を開けて笑うことや話すことをしなくなりました。
なので意識的にお口の筋肉を動かすことが重要になります。

②口呼吸の改善
口呼吸になってしまう原因は、筋力の衰えによって舌の筋肉が下がり、下顎も同じように下がっていき、口が開いてしまうことで発生します。
あいうべ体操をしっかりと続けていくことで、筋力がつき、口呼吸から鼻呼吸へ改善します。
口呼吸を改善することはあらゆる疾患の予防に繋がります。

・歯科口腔(歯周病、ドライマウス、顎関節症、虫歯)
・アレルギー性疾患(アトピー、喘息、花粉症、鼻炎)
・膠原病(関節リウマチ、エリテマトーデス、筋炎、シェーグレン)
・腸疾患(胃炎、大腸炎、便秘、痔)
イビキ、尋常性乾癬、高血圧、腎臓病、風邪など

あいうべ体操は歯科疾患だけでなく、アレルギーや膠原病にも効果が期待されています。
私も花粉で苦しんでいる今こそ、あいうべ体操を行い、口腔環境を良くすることと、アレルギー対策に役立てたいと思っております。

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