2023.11.07 診療コラム

歯に着色しやすい食べ物・飲み物

皆様こんにちは。
本日は歯の着色の原因とその対策についてお伝えいたします。

赤ワインやコーヒー

赤ワインやコーヒーが歯に着色しやすいのは、それらの飲み物に含まれる成分によるものです。赤ワインやコーヒーはポリフェノールという成分が豊富で、歯の表面に着色しやすい性質があります。

歯の表面はエナメル質と呼ばれる部分で、微細な凹凸があります。赤ワインやコーヒーの成分がこれらの凹凸に入り込み、汚れが付着し、着色する原因となります。

対策としては、飲み物を摂取した後に水で口をすすぐことが効果的です。また、着色を着きにくくする歯磨き粉を使用した歯磨きもおすすめです。
着いてしまった着色汚れは歯科医院でのクリーニングで除去する必要があります。

カレーやソース

カレーやソースなどの食品が歯に着色する原因は、これらの食品に含まれる色素成分です。特にカレーにはウコンが使われており、黄色い色素が歯の表面に付着してしまいます。

緑茶や紅茶などの茶類

緑茶や紅茶などの茶類が歯に着色しやすいのは、これらの茶類に豊富に含まれるタンニンという成分です。タンニンは、歯の表面のエナメル質に結合し、黄色や茶色の着色を引き起こします。
緑茶や紅茶は健康に良い成分を含んでいますが、摂取量や飲むタイミングに注意することが重要です。例えば、紅茶や緑茶を飲んだ後に口をすすぐことで、タンニンが歯に付着する前に除去できます。

着色の予防対策

着色の予防対策として、飲み物を選ぶ際には着色のリスクが低いものを選ぶことがおすすめです。例えば、ハーブティーや水などです。また、飲み物を飲む際にストローを使用することにより、歯と飲み物の接触を減らすことができます。

定期的な歯科クリーニングや歯磨きも効果的な対策となります。食事の後や寝る前に歯を磨くことで、飲食による着色や汚れのリスクを軽減できます。また、唾液の分泌を促すガムやタブレットも役立つでしょう。

歯磨き粉選びで予防する

歯磨き粉の選び方も、歯の着色予防に重要です。歯磨き粉には様々な種類があり、それぞれ異なる効果や特徴があります。例えば、ホワイトニング効果を期待できる歯磨き粉や、フッ素を含んで虫歯予防に役立つものがあります。

歯磨き粉選びでは、自分の口腔状態や歯の悩みに合わせて、適切なものを選ぶことが大切です。歯科医院で相談して、自分に合った歯磨き粉を選ぶことをおすすめします。

食事や飲料を選ぶ際の注意や対策

着色しやすい食べ物や飲み物を摂取する際には注意が必要です。赤ワインやカレー、コーヒー、紅茶、食品のソース、醤油、緑茶などは、色素成分が歯の表面に付着する原因となります。

摂取時の注意点と対策は以下の通りです。

– 飲食後に口をすすぐ

– すぐに歯磨きをする

– 着色しやすい食べ物を連続して摂取しない

これらを実践することで、着色や汚れの予防が期待できます。

まとめ

着色予防には、口腔ケアの重要性を理解し、適切なケアと定期的な歯科医院でのクリーニングや治療を受けることが大切です。また、着色しやすい食べ物や飲み物の摂取を抑えることが、歯の美しさを維持するための基本です。本日の内容を参考に、今後の食事や飲み物選びやケアに活用していただければ幸いです。いつでもご相談お待ちしております。

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