2022.02.14 医院コラム

チョコレートは虫歯になりやすいのか?

東山 歯医者

みなさまこんにちは 受付の松本です。

本日2月14日はバレンタインデーですね!

新型コロナウイルスが流行する以前、私はバレンタインシーズンになるとよくデパートに行っておりました。
デパートの催事コーナーにいくと、数え切れないほどのチョコレート屋さんが出店されていて、時には試食としてチョコレートをひとかけらいただけたりしました。
なので旦那さんと共にデパートに行き、好みの味のチョコレートを探しに行っておりました。
しかし、コロナウイルスの大流行に伴い、感染対策としてデパートのチョコレート催事コーナーでは一部を除いて試食をやめています。
そしてデパートに出店するチョコレート屋さんの数も減ってしまったと聞きました。
やはり三密回避という対策なのでしょう。
とても残念ですが、来年こそはデパートで旦那さんとチョコレートの試食をしながら新規のチョコレートやさんを開拓したいと思っております。
ですので今年は、きのこの山と竹の子の里の手づくりキットなるものを購入し、家で二人で作りました。
最近は手軽に手づくりのチョコレートが作れるキットが販売されているので作る方も楽しいですね!
ちなみにアップさせていただいた写真は旦那さんではなく、口腔外科にお勤めで歯科医の那須先生です。
月に1~2度当院にいらしていただいて歯を抜いてくださってます。
仲良しなので一緒に写真を撮らせていただきました。

ではそろそろ本題に!

チョコレートは虫歯になりやすいかについてです。

子供の頃、チョコレートを食べると虫歯になると言われたことはないでしょうか?
チョコレートは甘い香りがしてとっても美味しく魅力的な食べ物ですよね!
チョコレートという響きを聞くだけでも悪魔的な魅力・一種の魔力のようなものを感じます。チョコレートの主な成分はカカオです。
カカオ自体は虫歯の原因ではなく、チョコレートを作る時に含まれる「白糖」が虫歯の形成は原因となります。
虫歯菌は「糖」が大好物です。
歯磨きをせずに糖が口の中に残っていると、糖を餌にし虫歯菌は悪さをしていきます。
なのでチョコレートは確かに虫歯になりやすい食べ物ですが、しっかりと歯を磨けば大丈夫です!
また、日頃からフッ素の塗布を行い、キシリトールやフッ素入りのガムを食べる習慣をつけることでより虫歯を防ぎやすくなります。

そして、チョコレートには良い側面もたくさんあります。
チョコレートに含まれるテオブロミンやポリフェノールにはリラックス効果、ストレス緩和効果もあると言われており、チョコレートの甘い香りには記憶力や集中力を高める効果があるということが最近の研究で解明されてきました。
また70%以上の濃度の高いカカオチョコを毎日一定量食べると、お通じが良くなる効果もあるそうです。
私自身、お菓子の中で何が好きかと問われたら第1位が「チョコレート」です。
子供の頃からチョコレート大好き人間でしたので、食べては歯磨き・食べては歯磨きを繰り返しておりました。
そのおかげか、大人になるまで虫歯になったことはありません。

最後にチョコレートのお伴に読みたい児童小説をご紹介いたします。

「チョコレートアンダーグラウンド」

 

健全健康党により、チョコレートが禁止となってしまった時代。
ハントリーとスマッジャーは密造チョコレートをつくり、チョコレートバーを開きます。
チョコレートの権利を回復し、自由で美味しいチョコレートを皆で食べようと奮起する冒険物語。
イギリスの児童小説作家、アレックスシアラーの名作。

もし、チョコレートが禁止になったら私も小説のように立ち上がって抗議してしまいます。
そのくらいチョコレートを愛しております。

物語の中でもでてきますが、チョコレートのような甘いものは虫歯をつくり、頭を悪くするという一説がでてきます。そんなことは無いのに一部の情報を誇張した結果、チョコレートは悪!のように扱われてしまいます。バカとハサミはつかいようといいますが、チョコレートも適正量を食べ、歯磨きを怠らなければ良い側面がたくさんあります。

チョコレートは虫歯になりやすい食品ですが、日頃から歯磨きを行い、ケアをしていれば虫歯を防ぐことはできます。チョコレートを禁止するなんて世の中にならないためにも、歯磨きを行い健康な歯を維持していきましょう!
当院ではフッ素の塗布を行っておりますので、虫歯予防のためにもぜひご活用ください。他にも虫歯対策としてフッ素入りのガム、頑固な汚れも落とせる歯ブラシも販売しております。
気になる方はぜひお声かけください!

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